大事なお子さんが学校や幼稚園に通っていると、心配や悩み事はつきませんよね。
「友達とはうまくやれてるのか」
「いじめられてない?」
「うちの子のこと、しっかり見てくれてるのかな…」
などなど、次から次へと不安が湧いてきます。親御さんなら当然ですよね!
でも、これからもお世話になる学校、園、なにより担任の先生に
「この親、モンスターペアレントだな」
…なんて思われたくない!!
周囲の親たちからも白い目でみられそう…
じゃあ周囲からモンスターペアレントと思われないためにはどうしたらいいの!?
そんなときに親が心得るべきポイントについてお伝えします!!
子どもの言うことをそのまま受け止めない
子どもが帰ってくるなり、
「○○ちゃんがこんなこと言ってきた!」
「私はなにもしてないのに」
「おもちゃ取られた~」
「先生に怒られた…」
…などと訴えてきたら、あなたはどうしますか?
「先生は何してるんだ!?うちの子のことちゃんと見てるのか!?」
なんて、ついついカッとなってしまっていませんか?
ちょっとストップ!そのままだと先生に直談判してやろう、謝罪させよう、とヒートアップしてしまいますよ!!
怒りの感情をそのままぶつけたら、あなたも立派なモンスターペアレントの仲間入りです。
じゃあ、我慢するの?泣き寝入り??
いえいえ、そういうことでもありません。
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子どもは上手く言葉で表現できない
まずはお子さんの話をじっくり聞いてみましょう。
年齢が低いほど、子どもはボキャブラリーが少ないもの。なにか心を揺さぶる事態が起きたとき、それを親に話そうと、知っている単語を総動員して説明しようとがんばります。
もし、に「私があとで使おうと思ったおもちゃを横に置いといたのね。そしたら○○くんが勝手に持っていったんだよ。」
と詳しく説明できたらどうでしょう。
「○○君はあなたが取っといてるって分からなくて持ってってしまっただけじゃないかな。
使ってるよって言えばよかったかもね」
なんてアドバイスできたかもしれません。
ですが、そこまで流暢に説明できない幼児ならどう言うでしょう。
「おもちゃ取られた…」
もっと簡単に
「幼稚園行きたくない」の一言のみになるかもしれません。
本人は嫌なことがあったことを伝えたいのです。でもそれをうまく伝えられなければ、頭の中のマイナスなワードを言うことで精一杯なのではないでしょうか。
子どもが訴えてきた言葉を鵜呑みにし、事実を確認しないまま担任や学校、園へ苦情を入れたらどうなるでしょう。
教師や保育者にとって、子どものトラブルは日常茶飯事ですから、どのような経緯でそうなったか、すぐに検討がつくでしょう。そう、苦情を入れた親は一方的に我が子のことばかりを守ろうとして苦情を言うモンスターペアレントとして認定されるのは間違いありません。
じゃあ、どうしたらいいの?
まずは先生の話に耳を傾けましょう。一方的に自分の怒りの感情をぶつけたり、ちゃんと見ていない先生の非を責めるようなことはやめましょう。
「子どもがこう言っているんですが、なにがありましたか?」
と、まずは情報収集をするような気持ちで聞いてみるのです。
お子さんから聞いたことは一旦置いておいて、新たに情報を得ようという謙虚さが大事です。
学校や園はサービス業ではない!
なにかを出来るようにさせたり、親が満足するような結果につなげたり、サービスを提供する場ではありません。
むしろその対極に位置するのが教育・保育の現場でしょう。子ども自身がもっている自ら育とうとする自主性を重んじて、その援助をする場なのです。
そこを捉え間違うと、
「先生は○○してくれない」
「こうすべきだ」「こうあるべきだ」
と理想を押し付けてしまいがち。先生だって感情をもった同じ人間なのです。
保護者と先生が子どものためにお互い協力しあえる関係が理想ですね。
結論!いちばん大事なことは…
なにより重要なのは、「モンスターペアレントになりたくない!」という
あなたの気持ちです。
そう、この記事を読んでいる方なら皆さん当てはまるのです!!
「自分は大丈夫だろうか」
「先生にどういう伝え方をしたらいいだろうか」
と常に自らの行動を客観的に見ようとする親御さんなら大丈夫。相手の立場を考えて物を言える人はモンスターペアレントなんかにはなりません!
私はモンスターペアレント!?子どもを守るための、先生への上手な伝え方 まとめ
1,子どもの話を鵜呑みにしない
2,子どもは表現方法がまだまだ少ないことを認識する
3,トラブルが起きたらまずは先生に確認。しっかり話を聞く
4.学校や園に「○○してもらう」という考えは間違い
4,モンスターペアレントになりたくない!という気持ちがあれば大丈夫
可愛い我が子のために熱くなってしまう気持ちは自然な感情です。
我が子を守るのが親の務め。だからこそ、共に育てる存在である学校や園は味方であって敵ではないのです。
うまく周囲との関係を築ければ、お子さんものびのびと成長することでしょう。