元気いっぱいの子どもたちはとってもかわいいですよね。でも、お母さんたちは家事に育児に奮闘していて、ちょっとクタクタ...疲れていると子どもの行動に対して適当な反応をしてしまいそうになるかもしれません。でも、子どもはお母さんに喜んで欲しかったり、褒めてほしいからこその行動もたくさんあるんですよ。
子どもを褒めるとどうなるの?
大人になっても褒められることはうれしいですよね。それは子どもにとっても同じことなんです。沢山褒められた子は自分に自信が持てるようになるんですよ。また、褒められると次へのやる気を持つことができるんです。ですので、保育をしていても「褒める」ことをとても大切にしています。ですが、「褒める育児=叱らない育児」ではないということをしっかり理解しておいてください。
どんなことを褒めればいいの?
褒めることが大切とわかってはいても、元気いっぱいでいたずらすることも多い子ども達。疲れているお母さんにとっては「褒めるところがわからない!」なんて方もいるかもしれません。そこで、褒めるときのポイントをまとめてみたいと思います。
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日常の一コマを褒める
例えば、一人でズボンがはけたとき「上手にはけたね!」と褒めることができます。また、パンツトレーニングを始めた時にはトイレで排泄できたとき等。子どもが頑張ったことを褒めることでやる気を高めることができます。
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その時のタイミングで褒める
子どもたちがお花を持ってきてくれたとします。それを寝る前に「今日はお花をありがとう」といったとします。しかし、子どもたちはその場で褒めてもらえないと何を褒められているのかが分からなくなってしまうこともあります。ですので、その場その場でしっかりほめてあげてください。
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具体的に褒める
「すごいね!」「かっこいいね!」という言葉確かに褒め言葉ですが、そこにもう一言プラスするだけで子どもにとって何が褒められているのとても分かりやすくなります。「上手に絵がかけたんだね!すごいね」「○○できたんだね!かっこいい!」など子どもにわかりやすく褒めてあげてください
また、ついつい結果を見てそこだけを褒めがちですが、子どもにとってはそこまでの過程がとっても大切。ですので、そこまでの過程をしっかり見て褒めてあげてくださいね。
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オーバーに褒める
特に0.1歳はオーバーに褒めてあげてください。この時期の子は「これをするとお母さんが笑ってくれる!」と知って褒めてほしくて繰り返す姿が見られます。逆に4.5歳あたりになると「ほんとに喜んでるのかな?」と思ってしまうこともあるので、オーバーすぎるのはNGです。
褒めるときの注意点
褒めるときのポイントを知っても、一歩間違えると逆効果になってしまうこともあるんです。
- 親の都合の良いときにだけ褒める
なぜ都合のいい時に褒めるのがいけないのか。それは親の顔色をうかがう子になりやすくなるからです。また、親の都合のいい時にだけ褒めると言うことは子どもが思い通りに動いた時だけ褒めるようなものなのです。
- 他者と比較して褒める
比較して褒めることで、他者との競争心を芽生えさせたい。と思うお母さんもいるかもしれません。しかし、比較ばかりしていると「勝てば褒められる」と思い込んでしまうようになってしまいます。
- 何でもかんでも褒める
何でもかんでも褒めるということは、おだてることになります。すると子どもは「褒められて当然」と思うようになってしまうことがあります。「自分は特別」「褒められないならやらない」となってしまう可能性もあるということです。
子どもを褒める!自分に自信を持とう! まとめ
褒めるポイント
- 日常の一コマを褒める
- その時のタイミングで褒める
- 具体的に褒める
- オーバーに褒める
褒めるときの注意点
- 親の都合の良いときだけ褒める
- 他者と比較して褒める
- 何でもかんでも褒める
「今まではあんまり子どもを褒められていなかったかも」と思うお母さんもいれば「ほめ過ぎておだてになってたかも」と思われる方もいるかもしれません。でも今からでも少しずつ褒められたら素敵だと思います。
最後にあくまでここに書かれていることは一例にすぎません。「うちの子には当てはまらない」なんてこともあるかもしれません。一番は子どものことを見て褒めてあげることですよ。