赤ちゃんの言葉の発達を学んで子供のことをもっと知ろう!

最近、友達が2人目生まれたと言うので会ってきたのですが、まぁ可愛いこと可愛いこと。

まだ首も座ってなくて、寝てるか泣くかって感じだったのですがたまらなかった。

可愛いなぁ。きっと女の子だからあっという間に喋りだしておませさんになっていくのだろうか、

などと考えるのは楽しいです。

彼女のところは1人目の男の子も早かったが。

でも、世の中にはなかなか言葉が出なくて不安になったり焦ったりしている親御さんもいます。

今はネットも育児書も情報が溢れかえっていてちょっとしたことが不安になりますよね。

誤差の範囲内とか言われても不安は不安です。
そんな赤ちゃんの言葉がどのように発達していくのかを追いかけたいと思います。

生まれてしばらくの赤ちゃん

生まれて最初にあげるのが産声ですね。

万が一何か喋ったら聞き間違えか釈迦のどちらかだと思います(笑)。

冗談はさておき。赤ちゃんは基本生まれた頃は泣くのです。

「あー」とか「うー」とか言うのももう少しだけ先です。

今は外の世界の情報にいっぱいいっぱいでとりあえず不快なことがあれば泣いて知らせます。

ちょっとの不快や不安でも泣きます。

泣くのはむしろ正常な証なので、大変だとは思いますが、泣く度にあやしてあげてください。
そして、この時はまだ発しませんが聴覚はすでに出来上がっています。

つまり、言っている言葉は耳を通って脳に届いているのです。

ですので、言葉は発していないから聞こえていないは大間違いです。

この時にいっぱい話しかけてあげることはとても大切なのです。

それが後々のアウトプットに繋がり発語に繋がるのです。

しばらくそんな感じで泣くこと以外口から音はなかなか出てこないのですが、

そのうちにクーイングという音を出すようになります。

これが早いと2ヶ月くらいから出てきます。舌を使わずに出す音です。

最初は口から息が漏れるような音なのですが徐々にこれが「あー」とか「うー」とかの母音になっていきます。

これは喉や口が発達してくることで起こる音です。

クーイングで発する音には何か赤ちゃんからの感情が入っているわけではないのですが、

機嫌が良いときや話しかけられたときなどに発することが多く、

楽しんで音を出すことで口の動かし方や音、つまり声を出す方法を会得していきます。

また声に声で返すという会話に繋がっていくこともここで覚え始めます。

もうちょっと大きくなった赤ちゃん

そこから徐々に「喃語(なんご)」と呼ばれる発音に変化していきます。

早くて4ヶ月くらいから始まります。

これも何か意味のある言葉を発しようとしているわけではありませんし、初期はクーイングとそんなに変わらない感じです。

しかし、何度も口を動かしていくうちに徐々に発せられる音が増えていきます。

最初は母音。それから「ぱー」とか「ぷー」という子音の音も発せられるようになります。

一番多いのはパ行だそうです。

喃語を始めるタイミングはかなりバラツキがあるようで、一概になかなか出ないから問題とは言い難いのですが、

喉などの発声器官に問題がある場合もあるので、あまりにも遅い場合は小児科で相談をするといいでしょう。

喃語が減ってくるのが10ヶ月と言われているので、

8ヶ月過ぎても喃語があまり出ていないのであれば受診をおすすめします。

喃語は徐々に上達していき、マ行を6ヶ月前後で発音するようになります。

そしてここからこの音を繋げられるようになってきます。「マンマンマン」「アウアウアウ」などです。

それから音を区切ることを覚えていきます。「マン、マン」さぁ、このへんで「パパ」や「ママ」が聞こえてきそうな感じですね。

でもまだそれが単語であるという認識ではないので、言ったり言わなかったりです。

もう少し待って。

更に大きくなった赤ちゃん

8ヶ月くらいになると、言葉と物・動作などの関連性に気が付きます。

親御さんの行動や言葉を真似しようとしてきます。

「ごちそうさま」に言葉に合わせて声を発したり、

「すごいねー」と手をたたくと一緒になってたたいたり。

もちろんそうなるためには生まれてからここまで、

その行動を親御さんが赤ちゃんの前で言ったりやったりし続けていなくてはいけません。

8ヶ月になったからといって、いきなりごちそうさまに合わせてはくれません。

今まで食事のごちそうさまを言って手を合わせてなど、していることを見て聞いて赤ちゃんが覚えていくからできるのです。

成長するにはその姿を親御さんは見せておかなくてはいけません。
そして、徐々に喃語から、自分の意志や感情を伝える声に変化していきます。

欲しいものを指さして「あー」と言ったり、知らない人の顔を見て「あ、あ」と言ったりと意味が付いてきます。

言葉によるコミュニケーションの原型です。
1歳をすぎると言葉と人・物の関連付けが始まります。

待ちに待った「ママ」「パパ」「じーじー」「ばーばー」の出番です。

赤ちゃんの言葉で意味のある言葉が出てきます。

楽しいですね。

この時に赤ちゃん言葉で大人が声をかけて良いのか悩むかもしれませんが、

海外の研究で、あくまで英語でなのですが、

赤ちゃん言葉を使うことによってむしろボキャブラリーを増やし言葉の学習速度が早まるという研究結果があります。

ですので、無理に「ぶーぶー」と言っているのを「自動車ね」と言い直す必要はあまりなさそうです。

一緒に「ぶーぶーね」と言ってあげて大丈夫です。

発語が遅くて不安

一応なんとなくの目安の年齢は書きましたが、お子さんによって本当にまちまちで、

此処から先もなかなか言葉が出なくて、という方もたくさんいます。

けれど、ほとんどのお子さんがある日急に単語を発したりするので、

神経質になりすぎないほうが良いです。

周りの人や物に興味を持って発語以外は他の子と大差なくて、

発声器官に問題がないのであれば、少し待ってあげて大丈夫だと思います。

3歳位から急におしゃべりが上手になる子なんて例はたくさんあります。
ただもしも、おむつが汚れても泣かない、こちらがニコニコと声をかけたり何かしても反応が薄かったり嫌がる、

一つのものにしか興味を示さず後は知らんぷり、

など発語ではない部分でちょっと不安要素がある場合は、

発達障害等の可能性もあるので、かかりつけの小児科の先生に相談をした方がいいかもしれません。

赤ちゃんの言葉の発達を学んで子供のことをもっと知ろう!まとめ

耳は生まれたときからよく聞こえているのに、

口や喉は生まれてから発達していくんですね。

言葉にならない音は言葉を話すようになるための赤ちゃんの練習なのです。

ですので、音が出ていけば、それが徐々に言葉になっていきます。

でもそのためにはたくさんの大人の声を聞いていく必要があります。動きを見せていく必要があります。

ぜひ、一緒にいられる時間は赤ちゃんにたくさんの声掛けをしてあげてください。

それが赤ちゃんのこれからの成長になっていきます。

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