セントラルスイミングの本音の口コミ!1年半通った感想と成果


幼児の習い事として常に不動の1位をキープしている水泳。
小学校で水泳の授業が始まるまでに泳げるようにしておきたい、運動能力を育てたい、体力をつけたい…などその理由は様々で本当にメリットの多い習い事ですよね。
水泳を習える場所としては自治体が主催の教室から民間のスイミングスクール、プライベートレッスン等があり、何を選ぶのかは大変迷うところだと思いますが、今回は筆者の5歳の息子が現在通っているスイミングスクールの「セントラルスイミング」についてご紹介します。
習い始めた4歳なりたての頃は顔に水をつけるのも嫌で、幼稚園のプール授業では必死にプールの縁にしがみついていた息子でしたが、ゆっくりペースではありながらも成長し、「ついには習い事でスイミングが一番好き!」と言うまでになりました。
そんな息子は現在一番下の赤帽子クラスを卒業したばかりですので、主に赤帽子クラスの様子についてお話することになります。
これから水泳を習わせる予定がある方やセントラルスイミングを検討中の方にぜひ参考にしていただければと思います。

セントラルスイミングのしくみ

セントラルスイミング(以下セントラル)は帽子の色でクラス分けされていて、同じ色の帽子の中でさらに細かく設定された級をクリアしていくようになっています。
入会時に渡される各級の指導内容の解説やテストの記録が書かれている「スイミングチャレンジシステム(通称スイチャレ)」というカード式教材をもとにレッスンが行われるので、親もしっかり進捗状況を確認できるのがいいです。
またテストについては毎月行うスクールもありますが、セントラルでは週1コースの場合は2か月に1回。
大して上達もしていないのに頻繁にテストがあると、なかなか進級できなくてモチベーションが下がる原因になりそうなので、個人的にはこれくらいでちょうどいいと思っています。

公式HPによるとコーチの人数は幼児の赤帽子クラスで子ども8人に対してコーチ1名、黄色帽子以上のクラスで子ども10名に対してコーチ1名、児童クラスになると子ども14名に対しコーチ1名だそう。
なお1クラスの定員はスクールによって異なるようですが、筆者の息子の通うスクールでは定員15人とのことでした。
ですが実際はそこまでいくことはほとんどなく、10名以下のことが多いです。
ただ、インターネット上の口コミを見るとセントラルで20名を超えているような場合もあるようですので、検討中の方は最初に確認してみることをお勧めします。

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セントラルスイミングは厳しい?

「セントラルは厳しいっていうもんねー」というのは周りでちょくちょく聞く評価。
果たして本当にそうなのか、というのはやはり気になりますよね。
筆者が一番初めに受付のお姉さんに正直なところどうなんですか?と聞いたところ、「赤帽さんはそんなことは全然。でもその後のクラスはそれなりにビシバシやりますよ~」とのお答えでした。
確かにずっと上の方のクラスの様子を見ていると、はい、ビシバシやっています。
跳びこみの姿勢がよろしくなかった小学生のお兄さんが、飛び込んだ瞬間にコーチに片足をむんずと掴まれ「もういっかーい!!」と引き戻されているのを目撃した時は「おお…」と目がテンになりましたからね…

そして実際に1年半通った感想としては「赤帽クラスのコーチは皆優しいけど、合格基準は確かに厳しめ」といったところです。
少なくとも赤帽クラスでは子どもが渋っていることを無理にやらせるといった様子は一切見られません。
息子は自分で水に飛び込むいわゆる“シュワッチ”がなかなかできず、毎回コーチにどうするか聞かれるも迷った挙句に結局手をつないでもらってやる、というのを数か月続けていました。
見ている親はだいぶ歯がゆかったですが、どの曜日のコーチも強めの圧をかけるようなことは皆無でしたので、息子としてはありがたかったと思います。

ただ、一部スクールで使用しているようなヘルパー等の体に取り付けるタイプの補助具を使うことは一切なく、一番下の赤帽を卒業するときには完全に自分の力のみで蹴伸びをすることを求められるので、その点では多少厳しいという見方ができるかもしれません。
そして赤帽クラスでセントラルの厳しさを一番感じたのが、次に紹介する「ボビング」の合格基準です。

セントラルスイミングの赤帽クラス卒業までの道のり

赤帽クラスの一番の鬼門である「ボビング」。
ただブクブクパーをすればよいバブリングとはわけが違います。
ボビングは「目を開けた状態で」「プール内の台の上から水中に飛び込み」「バブリングをしながら」「ジャンプで連続5回前進移動」という4つの要素がすべてしっかりできている必要があります。
それまでのイルカ跳びなどの課題では「んーまだちょっと不安定な時もあるけど、この後も練習していきましょうね!」などという感じでギリギリ合格をもらえたこともありましたが、このボビングだけは「しっかりマスターしておかないと、進級後に深いところでパニックになったり息継ぎの習得に手間取ったりするので、ここはしっかり見させてもらいます」と明言されました。
(赤帽クラスではテスト後にコーチから親に直接講評をもらえます。)
その言葉どおり周りの子もここで立ち止まる羽目になっているようで、中にはボビングの合格だけで1年かかかったという子も…
場合によってはコーチもゴーグルを装着して水中に潜り、しっかりできているかどうかの確認をする念の入れようで、ごまかしは絶対効かないといった感じです。
他のスクールではボビングが進級項目に入っていないところも多いので、「ボビング?なにそれ?」と言われることも多いですが、確かに息継ぎの前段階の練習として有効ですし、意味のある練習だったと思います。

そして赤帽子クラスの最後の課題は蹴伸びでしたが、これもボビングほどではないにしろ、頭がしっかり沈んだ態勢が取れるように、また息をこらえて長い間進むことができるように何度も何度も練習をしていました。
お陰で、自己流でやったのではおそらくこうはいかないであろう、とても綺麗な形の蹴伸びができるようになりました。
これもきっと次のバタ足や四泳法に繋がっていく大事な要素になると思うので、しっかり身につけることができたのは良かったです。

ちなみにざっくりとした感覚では入会から1年ちょっとで次の黄色帽子に進級している子が多いように感じます。
水に対する恐怖が人より明らかに強かった息子は1年5か月で黄色帽子になりました。
時間はかかりましたが、じっくり取り組んだおかげであんなにあった水への恐怖はすっかりなくなり、まだ蹴伸びしかできないくせに「もう水の中でなんでもできるぞ!」という妙な自信を持っています。
それだけボビングや蹴伸びが難しかったということだと思います。

ところで息子がボビングの習得に要したのは2か月ほど。
それまでの進級具合に比べたらものすごいスピード出世だったのですが、それは次に紹介する、秘密の(?)特訓のおかげでした。

セントラルスイミングの通常クラス以外のレッスン

セントラルでは夏休みなどのまとまった休みに合わせて、毎回集中レッスンが開催されます。
希望者のみ参加で別途参加費が必要なものですが、普段のレッスンより30分長い1時間半のレッスンを3日連続で受けられるので、その効果は抜群です。
息子もこの夏初めて参加してきました。
正直1日目は時間の長さに心が折れかけていましたが、2日目が終わる頃には本人も手ごたえを感じ始めたようで、最終日に行われる進級テストでは残念ながら合格とまではいかなかったものの一皮むけた感が確実にありました。
そしてさらに練習を積んだ1か月後のテストでは、完全にマスターした状態で余裕の合格!
集中レッスン前は全くできていなかったボビングが一気に仕上がったので、本当に参加してよかったと思っています。

また不定期でプライベートレッスンの募集もあります。
こちらは30分間マンツーマンでレッスンを受けられるというもので、息子も一度参加しました。
進級で伸び悩んでいる子やフォーム等の細かな問題点を改善したい子などにおススメのようです。
息子の場合は完全に「伸び悩み」の方でしたが、短い時間でもじっくり教えていただけて効果があったように思います。
赤帽の初期にあった「水中で目を開ける」をまぐれに近い感じで合格をもらった後、水に対する恐怖が完全には消えずいつも目をつぶっていた息子。
その恐怖が和らげばと途中からゴーグルをつけさせていたのですが、このプライベートレッスンで「ちゃんと目を開けられるようにした方が怖さがなくなるし、この後やるボビングでは必ず目を開ける必要があるので、今のうちに完全に克服しておこう」というアドバイスをいただき、水中で目を開ける練習を改めてしっかりやりました。
この日のレッスンで泳ぎの面では目に見えて何かがやれるようになったわけではないのですが、目を開けることに抵抗がなくなったことがきっかけでそれまで躊躇していたことにもトライできるようになっていったように思います。
カリキュラムに沿って行うグループレッスン内ではこういった基本に立ち返るような練習はなかなか難しいので、こちらも参加して正解だったなと感じています。
この時に担当だったコーチが後日の通常レッスンを目にして「できるようになってるじゃん!」というような感じで声をかけてくださって、本人もとても励みになったようでした。

セントラルスイミングのレッスン以外のプログラム

年に一度「参観日」があります。
これは普段のレッスンではプール外の保護者席からしか見られないレッスンをプールサイドまで行って間近で見られるというもの。
この日は特別に写真撮影もOKとなるので、レッスンの様子を写真や動画に撮ることができます。
頑張っている姿をすぐそばで見て応援できるし、本人もなかなか見られない自分の水中での姿を見ることができて喜ぶので、ぜひ参加をおススメします。

また、息子の通うセントラルではキャンプや遠足といった遊び系のプログラムや単発の鉄棒教室などのイベントが頻繁に企画されています。
お友達と一緒に通っているわけではないので一度も参加したことはありませんが、いつも楽しそうな内容が壁に掲示されているので、息子も気になっている様子…
小学生になったら参加することもあるかもしれません。

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セントラルスイミングの本音の口コミ!1年半通った感想と成果 まとめ

以上をまとめると、セントラルスイミングは

帽子の色で分けられたクラスの中でさらに細かく設定された級をクリアしていくシステム。


指導内容の解説やテストの記録が書かれている「スイチャレ」というカード式教材をもとにレッスンが行われるので、親も内容を把握しやすい。


定員は15名で、参加者の人数と年齢に応じてコーチの数が増えることもある。


セントラルは厳しい、という声が聞かれることがあるが、赤帽クラスに関しては指導の厳しさはほとんど感じない。


ただ、ヘルパー等を使わない点やボビングという幼児には少々高度な技を習得する必要がある点は他スクールと比べて厳しいと言えるかもしれない。


厳しいチェック項目が設定されたボビングや蹴伸びをしっかりマスターすることが求められる。

しかしこれをしっかり身につけることが後々の泳ぎに繋がっていくとのこと。
お陰で時間はかかったが綺麗な蹴伸びフォームと水の中での自信を得ることができた。
通常レッスン以外にも長期休み中の集中レッスンやマンツーマンのプライベートレッスンも開催される。
通常レッスンにはない密度の濃い練習ができて上達のスピードも一気に早くなるのでおススメ。
親がレッスン中にプールサイドで見学できる「参観日」が毎年行われる。
また、スクール主催のキャンプや遠足などのイベントや単発の運動教室なども企画されている。

という特徴があると言えるでしょう。
筆者としてはスイミングを始める前は誰よりもプールが苦手だった息子がこの1年半で「スイミングが一番好き!」と言えるくらいの自信を持つことができたのが、一番の成果だったと思っています。
この調子でいけば小学校に上がる頃にはプール授業をそれなりに楽しめるレベルになってくれていることも期待できそうで、コーチの皆さんが優しくも決して妥協はしないしっかりとした指導をしてくださったお陰だと感じています。
今の様子ならきっと黄色帽子になってレッスンが少々厳しくなったとしても、なんとか頑張ってくれるのではないでしょうか。
あの足首をコーチに掴まれてもくさらずに練習をやり続けていた小学生のお兄さんのように、これからもへこたれずにスイミングに通って、ぜひいつか綺麗な泳ぎを身につけてもらいたいものです。
スイミングをなんとなく通う、ではなく、しっかりとした水泳の技術を身につけさせるために通わせたいとお思いでしたら、セントラルスイミング、おススメですよ!

https://www.central.co.jp/kids/swim/

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