育児にお金はつきもの。可愛いわが子には精一杯良い教育をさせてあげたいけれど、「良い教育=出費が多い」というのも事実。
学校に入ったら塾にも通わせた方がいいかもしれない…、学資保険にも入らなくっちゃ…。
三人の娘を持つシングルマザーの私が、育児と必要な貯金のバランスを調べてみました。
教育資金「1人1000万」というのは本当?
生まれてすぐに1000万用意できないと子供が教育を受けられない?
答えは「NO」です。
あって困るわけではないし、あれば気持ちに余裕ができて子育てしやすいのは事実ですが、子供は生まれてすぐ大学を卒業するわけではありませんよね。
特にお金が必要なのは小学校入学時、中学校入学時、高校、大学…などの節目。最低でも3年は猶予があるわけです。
その間に、例えば高校の入学費用等を貯金すれば問題ありません。
ではなぜ「1人1000万」という神話ができたのか?
それは、生まれてから大学を卒業するまでの教育資金を合算した額がそのくらいだからです。
公立と私立でどう変わる?
何が変わるって、貯金する金額が変わります。
幼稚園から大学までを全部を私立で進めると、全体の教育資金が国公立の2倍~2.5倍に変わるんです!
怖いですよね~。私はまだ小学生の娘に、「お願いだから進学は国公立で」と、すでにお願いする毎日を送っています。
それでも、子供が行きたいと言った道が私立しかないのであれば、そのお金を出してあげたくなるのが親の性。
小・中学は公立だったとしても、早い段階で子供と進路について話し合うことが貯金の必要額算出に役立ちます。
学資保険には入った方が良い?
私の趣味は、貯金額の増えた通帳を見てにやつく事です。そのため貯金が苦手、というわけではないので学資保険には入っていません。
私は、学資保険を単に満期金目的で入るのであれば、貯金額を増やすことをおススメします。
ほとんどの学資保険は、元本割れ…つまり、払った金額よりも返ってくる満期金の金額の方が少ないからです。
じゃあなぜみんな学資保険に入るのか?というと、特約が付いているから。
特約は別におまけじゃありません。その分お金を払っています。
確かに大きな病気やケガをしたときなどは、医療保険特約付きの学資保険に入っていれば安心です。
ですが、貯金が得意であるなら、医療部分を特約で済まさず、子供を掛け捨ての医療保険に入れましょう。そして学資保険でかかっていた分を、投資に回すか貯金することをおススメします。
保険に対して否定的なことばかり書きましたが、貯金が苦手な人は、ぜひ学資だけでなく保険を使って貯金していきましょう。実は学資より割のいい保険も存在します。
「保険は家の次に高い買い物」といわれるもの。よく考えて入った方が良いですね。
いつ貯金するべき?
お金がかかる時期は、まずは小学校入学。次に、中学校、高校大学と続いていきます。
幼稚園・保育園の入園も大概お金がかかりますが、学校入学に比べたら屁の河童。
子供の節目はお金の節目。
可愛い子供たちは、裏で大人がどんな思いして節目を目指して貯金したかなんて考えもしません(笑)
実際学校に上がると、節目にかかるお金だけでなく、年度ごとに必要な用具や文房具、部活動で使う道具などの購入、などなど他にもかかってくる教育費を侮ってはいけません。急な出費がやたらと増えます。
そしていきなり食べる量が増えます。おかげで食費が大変なことに!そんな時期は成長期!サイズアウトどころか好みも出てきて被服費が増大!そんな中でやりくりしていくのは本当に大変。
オススメする貯金にいい時期は【幼稚園・保育園時代】です。
おむつも外れてミルクも飲まなくて、食費も安いこの時期は、家賃の安いところに引っ越してでも、節約して貯金の基礎を作っておきましょう。
本当に、子供って意外とお金かからないな…なんて思っていられるのはその時期だけです。
育児とお金の両立!いつまでに貯金すればいい⁉ まとめ
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- 節目を目標に、必要額を算出してその金額を目安に貯金しよう!
- 公立に行くか、私立に行くか、早い段階での子供との進路相談がカギ!
- 貯金が得意な人は学資保険に入るべからず!貯金が苦手な人は学資保険を選ぶべし!
- 子供が小さいうちに、節約して貯金の基礎を作ってしまおう!
これが私のオススメ教育資金貯金パターンです。
実践すれば、いざと言うときにお金がない!なんていうことはなくなりますよ。
無理のない節約貯蓄生活を一緒に頑張りましょう!