チョコレートは子どもの敵?!幼児がチョコレートを食べることについて

年齢が上がるにつれて、色々なお菓子の味を覚えていく子ども達。
そんなお菓子の中でも子どもに人気なのがチョコレートですよね。
ところでチョコレートって何となく「虫歯の原因になる」「小さい子の体にはあまりよくない」といったイメージを抱きがちではありませんか?
実際に我が家でも「チョコレートはまだ早すぎる」という漠然とした考えで、上の子が4歳頃までは大人が食べる時は隙を見計らってこっそり口に放り込むなど、とにかくチョコレートの存在をひた隠しにしてきました。
ですが、他のおやつとわざわざ区別してまでチョコレートを禁止する必要性は本当にあるのか?と言われれば、以前はその辺についてあまり深く考えていなかったのも事実。
そして子供たちが5歳と3歳になった現在、我が家ではチョコレートは解禁となり、あまり頻繁ではないもののチョコレートのお菓子を楽しむようになりました。
なぜ、我が家がチョコレートを解禁するに至ったのか、チョコレートを食べる時に気をつけることは何かについてまとめてみましたので、現在子どもにチョコレートを与えるかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。

チョコレートの成分をチェック

まずはチョコレートの成分を今一度確認してみましょう。
大体のチョコレート菓子の原材料名を見ると、一番最初に来るのが「砂糖」、そしてその後はお菓子にもよりますが、「全粉乳」「植物油脂」「ココアバター」「カカオマス」あたりが続くかと思います。
ここから分かることは、チョコレートというのは「砂糖が大量に含まれていて、油脂分も多いカロリーが高いお菓子」であるということです。
これを見ると確かに子どもにとって良いおやつだとは言い難いですね~。
砂糖の摂り過ぎは生活習慣病や虫歯のリスクを高めることに繋がるので、問答無用で良くないことだと言えますし、カロリーが高いおやつだということは食べるタイミングによってはお腹の中に残ってしまい、肝心の食事を十分に摂れないことにも繋がるということ。
そう考えると、やはりチョコレートは子どもにどんどん与えていいものでは決してなさそうです。

では次に虫歯のなりやすさ、という観点でもう少し考えていきましょう。

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歯医者が考える虫歯になりやすいお菓子

おやつと虫歯の関係については、「チョコレートは飴やキャラメルと並んで虫歯になりやすいおやつの筆頭!」くらいの認識しか持ち合わせていなかった筆者ですが、3歳児検診の時に診ていただいた歯医者さんの話を聞いて、その考えの甘さに気づかされました。
実は子どもが大好きで親も気軽に与えがちなグミ、ラムネも虫歯になりやすいおやつの一つだと言われたんです。
グミとラムネは手軽に持ち運べるおやつとしてお出かけ時などにも重宝していて、特に要注意扱いはしていませんでした。
ですが、歯医者さん曰く「虫歯になりやすいかどうかは、口の中にとどまり続けるかどうかや砂糖の多さで決まるんだよ」とのこと。
グミやラムネは確かに歯にはそこまでくっつきやすくないですが、その成分のほとんどは砂糖でできていますよね。
しかも一粒が小さいので、一口食べて満足してくれるお子さんはなかなかいないのでは…?
もう一個、もう一個とわりと長い時間食べ続けることになりがちです。
となると…そう、チョコレートや飴と同じような「口の中にいつまでも残って、砂糖が多く含まれるおやつ」に該当してくるんです。
チョコレート、飴、キャラメルの虫歯の三大原因(?)を避けておけば、とりあえず安心!と思っていたことをその歯医者さんに言うと、「いやいや…」と苦笑されてしまいました。
確かに歯にくっつきやすくて砂糖が多いチョコレートや飴類が虫歯になりやすいお菓子であることは間違いないですが、それらだけに何か虫歯になりやすい特別な物が含まれているわけでは決してありませんからね。
他にも食べ方によって虫歯になりやすくなるお菓子はたくさんあるし、それらも含めてお菓子を食べる時には、「だらだら食べずに量と時間を決めて」、「お茶や水を飲んで流しながら」、「食べた後は歯を磨く」ということを心がけるといいとアドバイスをもらいました。
虫歯のリスクでいうとチョコレートは確かに虫歯になりやすいお菓子ではあるけれど、食べ方とその後のケアで十分虫歯を予防することはできるといえそうです。

チョコレートをたしなんでおいてもいいなと思った理由

さて、チョコレートは子どもの身体にとってあまりいいお菓子とは言えず、虫歯のリスクも確かに高いということが再確認できたところで、では子どもの食べるお菓子からは除外するべきか、という点についてですが、我が家では結局その結論には至りませんでした。
その理由は主に二つあります。

まず一つは「アレルギーがないかどうか、親の目のある場所で確認しておきたかった」ということ。
もちろんチョコレートを子どもに一切与えないようにしているママもいるとは思いますが、筆者の周りではそこまでストイックな方はどちらかと言えば少数派。
大方のママ達は程度の差はあるものの許容している感じです。
ということは、お友達付き合いの中でいつかチョコレートをもらうことが十分予想されるということですよね。
筆者の息子はクルミに強いアレルギーがあるので、カカオにもアレルギーがある可能性が考えられました。
もし目の届かない場所でチョコレートを口にしてアレルギー症状が出たら…考えただけで恐ろしいことです。
ということで、幼稚園に入園してお友達と一緒にお菓子を囲む機会が増えてきた頃に、チョコレートを解禁してアレルギーの有無を確認しました。
何回か食べるうちに特に問題がないことがわかりましたので、ホッとしましたね。

もう一つの理由は「バレンタインデーを楽しんでほしい」ということです。
そんな理由?!と思われるかもしれませんが、シャイで口下手な息子が女の子から何かをもらってお礼を言う、なんて機会はあまりないものですから、母としてはこのチャンスを逃すわけにはいきません。
ですが最初のバレンタインデーの時はまだアレルギーの有無が不明だったので、みんなが降園後に門の外でワイワイと楽しんでいる中、息子になるべく悟られない様にササーッと帰りました。
それでも「みんな何してたの?」「なんかもらってたよ?」と気にしている息子がちょっぴりかわいそうで…。
次のバレンタインデーまでにはチョコレートを食べられるようにしておいて、あの輪の中に入れてあげたいなと思ったわけです。
その後、チョコレートが無事解禁になりその味も気に入った息子は、めでたく2回目のバレンタインデーでは数名の女の子からチョコレートをもらうことができました。
女の子に対してそっけないいつもの息子からは想像できないくらい喜んでいて、母も嬉しさでいっぱいに。
その日は昼のおやつに、夕食後にもまた、と明らかにチョコレートの食べ過ぎでしたが、年に1度のことですので大目に見てバレンタインデーを楽しみました。

子どもの身体のことを考えてストイックに食を管理したいというのであれば、やはりチョコレートは「悪」になると思います。
ですが、筆者は親が全てを管理するのには限界があるということと、お友達付き合いにあまり制限を設けたくないという理由で、チョコレートを解禁することにしました。
普段の生活でも決して常食するわけではありませんが、子ども達が欲しがった時は買ってやったり他のおやつに誘導したりと癖にならない程度にチョコレートを食べています。
今のところ、5歳の上の子も3歳の下の子も「チョコレートは食べれたらラッキー」くらいの位置づけで捉えているようで、特に執着している様子は見られません。
他のお菓子同様に食べたら歯を磨く、すぐに磨けないような場面ではなるべく与えない、ということを心がけた結果、今のところ虫歯にも繋がっていない様です。

チョコレートは子どもの敵?!幼児がチョコレートを食べることについて まとめ

以上をまとめると、幼児がチョコレートを食べることについては
チョコレート菓子の主成分は「砂糖」と「油脂分」であり、虫歯や生活習慣病のリスクを高める点や腹持ちが良すぎて食事が十分に食べられなくなる可能性がある点で、子どもにとってよいお菓子とは言い難い。
チョコレートは確かに虫歯になりやすいお菓子の一つではあるが、チョコレートだけが特別に虫歯を誘発するというわけではない。
与え方やその後のケアに十分注意することで、虫歯を予防することはできる。
年齢があがるにつれてチョコレートがお友達とのコミュニケーションのツールとして登場する場面が増えてくる。そこをある程度楽しませてあげたいのであれば、敢えてチョコレートを解禁するのも一つの考え方である。
その際、まずはアレルギーの有無を確認するのがおススメ。

という風に捉えて、我が家の子ども達はチョコレートとうまく付き合っています。
大人が大好きなのと同じように子ども達もチョコレートが大好き。
子どもの健康にとってマイナスになりうる面も確かにありますが、食べる量や食べ方、歯磨き等のケアに気を使ってあげることで、必ずしも排除しなければいけないお菓子にはならないのではないかと思っています。
チョコレートは嗜好品ですから、子どもが食べる必要がないと言えばそれまでですが、嗜好品ならではの良さもまた確かにあるんですよね。
我が家のチョコレートに対する考え方、今はまだチョコレート禁止のご家庭でも、今後解禁するかどうかを考える時の参考にしてみてくださいね。

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