ダイソーの幼児教材【知育ドリル】は口コミ通りなの?試してみた!

ありとあらゆるものが100円で手に入るダイソーは子育てママの強い味方。 もはやお世話になっていない人はいないのではないかというくらい身近な存在ですが、このダイソーで幼児用の立派なオリジナルドリルが販売されているのをご存じですか?

書店で購入できる一般的なA4サイズのドリルは700円前後とちょっとした絵本並みのお値段ですが、子どもの気分が乗っているとあっという間に終わってしまって次を要求されることもしばしば…
我が家は3人兄弟なのでこれを3人にやられると、お勉強を楽しくやってくれること自体は嬉しいものの、その出費は正直ため息ものでした。
ところが、ダイソーのドリルならボリュームは多少少な目なものの、なんといっても1冊100円!
その価格だけでも十分ありがたいのですが、実はその内容が100円とは思えない充実ぶりなのです。
ではそんなダイソーのドリルが本当に役立つ内容なのか、子どもが楽しく取り組めるのか等について詳しくレポートしていきたいと思います。
今回は6歳と3歳のドリルについて取り上げたいと思いますので、幼児用ドリルをやるお年頃のお子様をお持ちの方は要チェックですよ。

ダイソーの「幼児のおけいこ」シリーズとは

この幼児のおけいこシリーズの特徴について、各ドリルの1番最初のページで次のように説明されています。

「幼児のおけいこシリーズ」では、小学校入学前のお子さまが楽しく学習準備に取り組むことができます。「めいろ」「ちえ」「ひらがな」「かず」などの分野ごとに構成していますので、お子さまの興味に合ったものを選ぶことができます。
また、3歳・4歳・5歳・6歳と年齢別に分け、お子さまの発達に応じた遊びを取り入れながら、無理なく次のステップに進むことができる内容になっています。
(㈱大創産業 幼児のおけいこ 本文より引用)http://www.daiso-syuppan.com/

店頭で売り切れている場合もあるようですが、現在30種類発行されているこちらのシリーズ。
ダイソーには以前からこの手のドリルはあったかと思いますが、背表紙を見ると「2019年3月1日第1刷発行」となっていますので、最近刷新があったようです。
サイズはA5サイズと小ぶりながら、かわいいイラストとオールカラーで構成されていて、手に取った子ども達の反応も上々です。
サイズが小さい分、出題数のボリュームとしてはよくあるA4サイズのワークの半分ほどといったところですが、それでも随分お安いですよね。
紙質はやや薄めではあるものの、消しゴムで消してもしわくちゃになるようなことは全くなく、鉛筆の書き心地も特に問題はありません。
種類も非常に豊富で色々なことを学べるようになっており、100円でこのクオリティは正直驚きです。
これならどんどんやってもらって、もう一回やりたい!となっても、気軽に購入できるので、本当にありがたいです。

では、いよいよその内容を具体的に見ていきましょう。

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3歳 せいかつ

こちらは3歳児に身につけてもらいたいあいさつや習慣、マナーなどについて学べる内容になっています。
普段の生活場面に即した内容で構成されているので、お勉強的な内容にまだ抵抗があるようなお子さんでも楽しく取り組むことができると思います。
初めてのドリルにも良いのではないでしょうか。

筆者の子どもたちも得意満面で答えてノリノリでしたよ。 日常の色々なルールについて考えさせる内容が多いので、しつけの面でもなかなか使えると思います。

3歳 ちえあそび

同じもの探しを始めとして、影絵や物の大きさ比べなど、バラエティに富んだ内容となっています。
観察力が問われる設問が多く、頭の体操になるいい内容でした。
大体スムーズにこなしていた3歳女子が唯一ひっかかったのが、リボンの長さ比べ。

曲がりくねったリボンとまっすぐに伸びたリボンの長さを絵で見て比べる、というのがピンとこなかったようなので、スズランテープを使って長さ比べをしてみました。
簡単にできる問題だけではなく、少し立ち止まるような問題があったことで、子どもにとっても新しい発見につながり良かったと思います。

3歳 はじめてのかず

初めは小さな数字の理解から始まり、最終的には10までの数を学べるようになっています。

数を数えて同じ数だけ〇を塗る、というものから数字繋ぎ、実際に数字を書いてみるなど、ページごとに色々な設問が出てくるので飽きません。
ただ、「かず」のドリルで感じたのはレベルの上がり方がやや駆け足だな、ということです。
一般的なドリルの半分の設問数で同レベルの到達度までもっていくわけですから当然と言えば当然なのですが、飽きっぽい我が家の3歳男子はいきなり増えたクッキーの数を見て、一気に気分が萎えたようで…

そうならないように、身の回りの物を使って数について考えてみるなどして、立ち止まりながら少しずつ取り組むのがおすすめかもしれません。

5歳 とけいのよみかた

時計の読み方のドリルはこの5歳向けのもの1冊です。
この中で、正時から細かい分針の読み方まで網羅されていて、アナログ時計だけでなくデジタル時計についても学べるようになっています。
時計の読み方は数をこなさないことにはなかなか身につかないものですが、こちらは1ページに所狭しと時計が並んでいるページもあったりして、かなりの回数で時計を読める内容です。

まだ途中までしか取り組んでいませんが、こちらを1冊終了するころには、だいぶ時計の理解が深まることが期待できそうですよ。
1日が24時間で構成されていることを解説したページが、我が家の息子には少々難しかったようですが、今回はここでさらっと触れておいて、また追々説明してみようと思っているところです。

6歳 ひらがな・ことば

小学校入学前に身につけておいてほしい言葉がたくさん登場する、かなり充実の内容です。
ただ見本を見て書くだけではなく、場面に合った言葉や反対言葉、擬音語などを考えさせつつ書く内容になっていて、語彙力が鍛えられる点がとてもいいなと思います。

また、後半になると言葉だけではなく、文章を繋げて作ったり、お話を読んでその内容についての質問に答えたりするなど、かなり高度な問題まで出てきます。
このワークをこなすことで、小学校の国語の準備がしっかりできそうですよ。
なお、こちらの6歳向けドリルでは書き順については一切触れられていませんので、書き順にまだ自信がないお子さんは下の年齢向けのものから始めるか、もしくは書き順付きのあいうえお表を別途用意して取り組むことをおすすめします。

6歳 かずのおけいこ

こちらのワークは最初から足し算が出てくるので、数の概念をしっかり身につけさせたい、という段階を通り越して、小学校の算数の内容をどんどん先取りしたいというお子さんにおすすめの内容です。
ただ、どの設問にもイラストが添えてあり、数を視覚的に捉えることができるようにはなっているので、今まで足し算をやったことがないお子さんでも、難しすぎる、ということはないと思います。

また、100までの大きな数についても触れられており、「70が何なのか、100が何なのか」がいまいちピンと来ていなかった5歳の息子はこれでようやく10の塊が何個あるかということなんだと腑に落ちたようでした。
設問自体ははなかなか高度ではありますが、かわいいイラストのお陰で楽しく取り組むことができる内容となっています。

6歳 ちえあそび

色々な設問が用意されているので、最後まで飽きずに取り組める内容となっています。
レベル的にも今まで出会ったことがなかったタイプの設問があって、やりごたえ十分だと思いました。
例えば、積まれた積み木の数を答える設問。
ぱっと見で見えている積み木だけを数えがちですが、奥にある見えない積み木の存在に気づくよいきっかけになりました。
また、〇階の何番目、といった座標やカレンダーを読む等の設問に取り組んだのは初めてだったので、こちらも普段の生活にも役立ついい勉強になったと思います。

こちらのドリルで唯一気になったのが、「こどもはどれ?」のページでイラストがデフォルメされすぎていた点。

生き物自体について考える内容なので、ここはもう少しリアルに近い絵でも良かったのではないかと…。 それ以外はとてもよくできた内容でしたので、本当に惜しい!という感じがしました。

ダイソーの幼児教材【知育ドリル】は口コミ通りなの?試してみた!まとめ

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以上をまとめると、ダイソーのドリルは
小学校入学前の3歳から6歳を対象にした楽しく遊びながら学べるオリジナルドリル。A5のコンパクトなサイズながら、イラストの豊富なオールカラーで構成されており、種類も豊富で100円とは思えない充実した内容となっている。
3歳のドリルは遊び要素がたっぷりの楽しい内容で構成されている。身近な物や日常生活に即した内容が取り入れられた設問なので、ドリルが初めてのお子さんにぴったり。
「かず」のドリルに関しては、反復練習がやや足りない急ぎ足の印象なので、身近な物を使って数を数えるなどの工夫をして、ゆっくり取り組むのがおすすめ。
5歳 とけいのよみかたは分針の読み方までマスターできる内容となっている。やや難解な解説も含まれてはいるものの、基本的にはたくさんの時計を読んで反復練習ができる構成である点が良い。
6歳のドリルはやや難しめのやりごたえ十分の内容。特に「ひらがな・ことば」は「かずのおけいこ」は小学校の授業の先取りにあたるような高度な内容も扱われている。設問がバラエティに富んでいて、ただ書き写したり数えたりするのではなく子ども自身でよく考えるように工夫されている印象。

ということが言えると思います。
とにかくこの内容で100円か!と誰もが驚く内容であることは間違いないです。
ミニサイズで内容がギュッと凝縮されている分、1冊の中で難易度がどんどん上がっていく印象は多少ありますが、かわいいイラストや身近な話題を取り上げることでとっつきやすくなるような工夫がされていますし、親が一緒に取り組んでアドバイスをしてあげれば十分対応できるかと思います。
この気軽に始められるダイソーのドリル、しっかりお勉強するのにもちょっとした暇つぶしをするのにも大活躍すること間違いないなので、店頭で見かけたらぜひ一度手に取ってみてくださいね。

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