産まれたばかりの赤ちゃんって何をしなくてもかわいいですよね!そんな中、新生児特有の原始反射は何とも言えないかわいさです。しかし、そんな原始反射もいつの間にか消えてしまっています。では今回はそんな中からモロー反射について書いていきたいと思います。
原始反射って何?
そもそも原始反射とはなんでしょうか?これは生まれてきた赤ちゃんが生きていくために最低限必要とされる反射と言われています。多くはお腹の中にいるときから発達をはじめ、産まれてから2~6ヵ月すると消失していきます。(中には3歳ごろまで残るものもあります)
原始反射は赤ちゃんが意識して行うものではないので、中には原始反射にびっくりして泣いてしまうこともあるようです。そんな時はもう一度ぎゅっと抱きしめてあげると落ち着くことができるようです。
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原始反射の種類
- 吸啜反射 :おっぱいを飲むための反射
- モロー反射 :母親に抱き着くための反射
- 追吸反射 :頬に触れた乳首等を追う反射
- 把握反射 :手や足の指を握る反射
- 自立歩行反射:生まれつき体の中にある歩くためのプログラム
他にもいくつかの種類があるんですよ。
モロー反射ってどんなもの?
モロー反射とは上記の原始反射の一つです。赤ちゃんがビクッとして手を突っ張るしぐさをします。これは赤ちゃんの周りで急に大きな音がしたり、頭部の落下(下に降ろす時)にあります。また、寝ているベッドに衝撃があったときにもモロー反射が起こります。
モロー反射の後に泣いてしまうこともあるため、お母さんの中には「ようやく寝たのに!」と思う方もいるかもしれませんね。一説によればモロー反射はお母さんに抱き着くための仕草とされています。お母さんに抱き着きたい(抱っこしてもらいたい)為の反射と思うとかわいいと思いませんか。
とは言え、モロー反射のたびに泣かれていてはお母さんもつらいと感じると思います。対応としては、おくるみでやさしく包み、横向きに寝かせるとモロー反射が起きにくいとされています。
まとめ モロー反射の消失~いつからいつまで?~
原始反射って何?
- 産まれてきた赤ちゃんが生きていくために最低限必要とされる反射
- 産まれてから2~6ヵ月すると消失していく
- 原始反射に驚いて泣き出してしまうこともある。
- 抱きしめると落ち着くことができる
原始反射の種類
- 吸啜反射
- モロー反射
- 追吸反射
- 把握反射
- 自立歩行反射 等
モロー反射ってどんなもの?
- 手を突っ張るしぐさをする
- モロー反射が起きるのは
- 頭部の落下(下に降ろす)時
- 急に大きな音がした時
- 寝ているベッドに衝撃があったとき 等
- モロー反射はお母さんに抱き着くための仕草である
- おくるみでやさしく包み横向きに寝かせるとモロー反射が起きにくい
モロー反射の対応としておくるみにつつんで、横向きに寝かせるとしましたが、注意点があります。時折ですが、赤ちゃんを包んだ上に紐で巻いている人がいます。おくるみで包むと、赤ちゃんが落ち着くのは事実です。しかし、紐で巻くのは赤ちゃんの動きを妨げてしまいます。何より虐待に引っかかる可能性があります。また、横に寝かせるときにやわらかい布団の上に寝かせると顔が埋まってしまい、窒息する恐れがありますので、あまり目を離すのはよくないかもしれません。
原始反射には様々な種類があります。生まれて間もない赤ちゃんが本能的に生きるための反射を身につけているというのはすごく不思議ですよね。赤ちゃんが意識してやっていることではないですが、どれもかわいくて仕方がないです。ここには書いていませんが、個人的にはギャラント反射という反射がとっても好きです。
産まれてから僅かな期間でしか見られない原始反射。どんな反射があるのか楽しみながら育児ができるといいですね。