双子3歳の育児はここが大変!その乗り越え方を考える

図体が大きく辟易していた二人乗りベビーカーがいよいよ不要になり、コミュニケーション力もぐっと伸びてきて、いよいよ少しは楽になるか?!と期待してしまう3歳双子の育児。
しかし残念ながらそんなことはなく、双子育児の大変さはまだまだ続きます。
5歳長男+3歳の男女双子(A男とB子)を育てる筆者の前に立ちはだかる、双子ならではの試練とその乗り越え方とは?

二人乗りベビーカーは卒業!でも…

3歳になると子どもたちの気分はもうすっかりお兄さん&お姉さん。
周りでもベビーカーを使う子は減ってくるので、双子のいるご家庭では二人乗りベビーカーをいつまで使っていいやら悩みますよね。
特に二人乗りは街を歩いていてもとにかく目立つので、あまり大きい子が乗っていると人目が気になったり…

我が家の双子は3歳になる直前からとにかく歩きたがり、窮屈になってきた二人乗りベビーカーには乗りたがらなくなってしまいました。
確かに毎日の登園は歩きだし、ちょっとしたおでかけならベビーカーは邪魔なだけ。
ということで、玄関でやたら場所をとっていた二人乗りベビーカーを処分してみました。

ところが…3歳児の体力なんてまだまだしれています。
突然「だっこは~!?」と叫んで立ち止まるのですが、一緒にいる大人がママ一人だった場合、残念ながらそれに応えるのは不可能…

そこで遠出の時は長男の時のシングルベビーカーにバギーボードをセットして使ってみることに。
すると多少のポジションの取り合いはあるものの、ずいぶんストレスが減りました。
バギーボードに乗っていれば、好きな時に歩けるし休むこともできます。
親も荷物が置けるのでラクチンですし、外出先で二人乗りベビーカー特有の大きさや重さに悩まされることもなくなりました。
二人乗りベビーカーをお使いの方には、その次のステップとしてシングルベビーカー+バギーボードの組み合わせをぜひおススメしたいです。

激しさを増すケンカ

さすがにカンガルーのボクシングファイトほどではない…と思いたいですが、3歳双子のケンカが激しすぎるというお悩みはよく聞きます。
まだ言葉が拙いためにとにかく手が出るし、その割に一応言い分があるので仲裁するのも一苦労。
そして当然ですがその言い分はお互い支離滅裂だったりするので、本当に厄介です。

我が家でも今までは「奇声→叩く→泣く」で即ゴングが鳴っていたはずのケンカが、ますます壮絶になってきました。
なんせどちらも諦めない!
うっかり目を離していると「怒鳴る→怒鳴り返す→叩く→叩き返す→初めに戻る」のループが延々続いていたりします。

ただ3歳というのはケンカ後の仲直りを理解できるようになってくる年齢でもあります。
まだなかなかすぐには「ごめんね」が言えない彼らですが、我が家ではどうして怒ったのかを聞いたり代弁してやったりしながら、最後は「握手で仲直り」の儀式をして気持ちを切り替えるようにしています。
本来はとっても仲良しな双子、うまく仲直りの握手ができると照れたように笑い、また遊び始めることが多いです。
双子はぶつかることも本当に多いですが、その分、トラブルの場数はめちゃくちゃ踏めますし、この経験が幼稚園での人間関係に役立つ日もくるはず!と信じて耐える日々ですね。

トイトレは同時に進むとは限らない

双子に新しいことを教える時は、そのために発生する2倍かそれ以上の労力を想像して、つい二の足を踏んでしまうもの。
筆者は思い起こせば赤ちゃん時代の離乳食スタートも、特に理由もないのに長男の時と比べて何か月も遅くなってしまいました。

そしてこの時期、双子のママ達を悩ませるのが「双子のトイレトレーニング(通称トイトレ)」です。
お互いを邪魔したりふざけ合ったり、それぞれの進み具合が違ったり…

我が家の場合、長男の時にはいきなり普通のパンツを履かせて、びしょびしょ状態をほんの数回体験するだけで、あっという間にトイレでおしっこをするようになりました。
でもあれは一人だったからなんとか耐えられた作戦であり、双子におしっこの池をじゃんじゃん作られたら、どう考えても身がもちません。

ということでまずはトイレに座る練習から地道に開始しました。
ここでB子は積極的に座り、A男は頑なに座るのを拒否、という状態に。
すでに足並みが揃いません。
どうでもいいことはすぐ張り合うくせに、なかなか思惑どおりにはいかないものです。
そして練習をすること数日、B子が初おしっこに成功しました!
もちろん手放しで褒めてもらうのですが、それが面白くないのかますます意固地になりトイレを拒否するA男…

そこで一旦家でのA男への声掛けは中止し、幼稚園でトイトレを敢行してもらうことにしました。
3歳児クラスはほとんどの子どもがトイトレ中なのですが、本当にしょっちゅうトイレに通うんですね。
ああ、私、とてもじゃないけどここまでできません…
日々のあれこれで手一杯で、頻繁に二人をなだめながらトイレに座らせるなんて、絶対無理!
でも幼稚園の「みんなでやりましょうねー」の雰囲気の中では、ちゃんとトイレに行けるのです。
結局、先生の努力の甲斐あって、腹のくくれない母をよそにB子はほとんど失敗がないまでに成長、A男もご機嫌にトイレに座れるようになり、偶然ではあるものの園での初おしっこも体験しました。

ところがそのタイミングで夏休みが始まり、先生主導のトイトレがなくなってしまいました。
でもここでトレーニングをやめてしまって新学期に振り出しに戻っていたら、さすがに先生の顔を直視できない…と思い、一念発起してリビングの絨毯を片付け、B男のためにあるものを購入しました。

そのアイテムとは「グーン 安心トレーニングパッド」。

長男の時には存在すら知りませんでしたが、おしっこが出た感覚をつかめるようになり、おむつの節約にもなるということで、チャレンジしてみることに。
Amazonのレビューには「すぐにおしっこを教えてくれるように!」などというコメントもあり期待したのですが、A男には全くそんな気配はなし!
かなり濡れている時でも不快感は特に感じていない様子です。

ところが、やはりびしょびしょ方式しかないのか…と覚悟を決めつつあった4日目のこと。
びしょびしょになる前にダメ元でトイレに座らせてみたところ、A男もついに初おうちおしっこに成功!
何も言わないし表情からは全くわかりませんでしたが、実はパッドのお陰でおしっこの感覚をかなり認識できていたようです。
トレーニングパッドにここまで効果があるとは正直思いもしませんでした。

もちろんまだトイトレは継続中ですが、今はどちらもできるようになったことで良い意味で双子が張り合い、せっせとトイレ通いをしています。
一回良い循環になると双子は切磋琢磨してくれるところがあるので、その点は双子の良さの一つだなと思って見ています。

それぞれの得意不得意が見え始めた

3歳ともなると、単なる性格の違いだけではなく、それぞれの得意なこと、不得意なことがはっきりしはじめます。
同じように育てていても出てくるこの違いが双子育児の面白い部分でもありますが、同時に双子の親としての最大の悩みのタネでもありますね。
性別の違いこそあれど体格差もほとんどなく育ってきた我が家の双子にも、それぞれの得意なことが見えてきました。

運動に関しては圧倒的にB子が得意で、走り方も投げ方も明らかに違います。
記憶力はA男がなかなかのもので、3歳児とは思えない知識量で親を驚かせます。
歌やダンスが得意だけど、はにかみ屋の内弁慶で人にやや心を開くのに時間がかかるB子と、誰にでもすぐに心を開いて仲良くなれる愛されキャラのA男。
そしてトイトレの時もそうでしたが、相手が褒められたことは逆にやりたがらない、という様子が二人ともに見られるようになってきました。

これから成長するにしたがって、ますます二人の違いが出てくるはずです。
そして双子は年齢の異なる兄弟以上に、相手のことを強烈に意識しながら成長していくことでしょう。
そんな時、どうやってそれぞれを褒めてあげたらいいか、伸ばしてあげたらいいか、今も既に悩んでいますし、これからさらに悩みが深くなっていきそうです。
とりあえず今一番気を付けたいと思っているのは、とにかく双子を「比較しないこと」です。
これがなかなか難しいのですが、人は比較されるとできる側は相手を見下し、できない側は卑屈になりますよね。
これはたった3歳の子どもでも同じではないでしょうか。
そして双子のことだけではなく、お互いを認め合えるような関係の兄弟に育てるにはどうしたらいいのか、これからもずっと考えていきたいと思っています。

双子3歳の育児はここが大変!その乗り越え方を考える まとめ

まとめると、双子3歳の育児の大変な点とその対象方法についてのアドバイスは以下の通りです。

重くてかさばる二人乗りベビーカーから卒業しても、まだまだ体力が続かないことが多い3歳児にはシングルベビーカー+バギーボードがおススメ

ケンカの激しさが増す一方ではあるが、仲直りを理解できる年齢にもなってきているので、根気よく教えてみる。

双子のトイトレには障害がたくさんあるが、まずはそれぞれのペースに合わせてやることが大事。そして大変でもやはり頻繁にトイレに誘うところに突破口がある。

それぞれ得意不得意の違いが出てきて、それを子どもたち自身も意識し始めるので、親はいかに双子を比較しないか、そしてお互いを認め合う関係を育て行けるかが大事。

双子育児は大変なことが多く悩みも尽きませんが、異年齢の兄弟とは違う面白さもたくさんあります。
3歳の双子は体力がつき個性も出てきて、日々どんどん成長していきます。
双子ママは常にヘトヘトになるくらい大変ですが、子どもたちの気持ちに寄り添いつつ、双子の関係やそれぞれの違いをまるごと楽しめるような心の余裕をどうにか持ちたいものですね。

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