育児中に転職する場合の志望動機の書き方。アピールポイントをご紹介

子育てしながらの転職をお考えの方、志望動機をどう書くか悩みますよね。
私は企業の採用担当として面接官をしたことがあるのですが、子育て中の方とそうでない方の志望動機はそこまで大きくは変わりません。
しかし、子育て中で残業ができない、時短を希望している、など、しっかり条件面をすり合わせする必要があるので、志望動機と共に伝えるコツをご紹介していきます。
一番良くないのは、自分の希望を伝えずに選考が進んでしまい、育児と仕事が両立できない条件で採用されてしまうこと。
きちんと子育ての事情を考慮してくれる企業も増えていますので、しっかり伝えていきましょう。
それでは子育て中の転職で使える志望動機の書き方をご紹介していきます。

志望動機がなぜ大事か

まず、転職で最も大事なことは、企業と転職する人のマッチングです。
企業が望む人物と転職する人物が一致していること、さらに、転職する人が望む条件を企業で叶えられるか、が揃うことで転職が成功します。
まず、企業が望む人物と転職する人物が一致していることがなぜ大事かというと、企業は経営上必要な人をお金をかけて採用していきます。
必要のない人を採用してもただお金がかかるだけで企業にメリットがないからです。
例えば、経理業務で即戦力となる経験者を採用したい企業に対し、経理経験はなく、勉強もしたことはないけれど、やる気だけはあります!という人はこの企業にとっては必要のない人と見なされてしまいます。
私も採用の仕事で経験者を採用する時は、経験があるかどうかだけで書類選考の振り分けをしていました。
続いて、転職する人が望む条件を企業で叶えられるか、がなぜ大事かというと、条件の希望に合った企業でないと仕事が続けられないからです。
一度転職したら長く続けたいと思う人が多いですし、企業も長く務めてもらいたいと思うのが一般的です。
例えば、残業のない会社を希望している転職者は、毎月必ず30時間以上残業が発生する企業で仕事を続けるのは難しいです。
毎月の給与が25万円ないと生活ができない転職者は、毎月の給与が20万円の企業に転職すると生活ができなくなってしまいます。
このように、企業側の希望と転職者側の希望がマッチしてようやく転職が成功したと言えます。
そこで重要となってくるのが志望動機です。
企業側が、志望動機で知りたいのは2点。
転職者がこの企業で何ができるのか、どんな希望があるのか、ということです。
「何ができるのか」で企業が望んでいる仕事ができる人物かどうかを判断します。
「どんな希望があるのか」で企業が転職者の希望を叶えてあげられるかを判断します。
その為、志望動機はこの2点をしっかり伝えられるように書く必要があります。

志望動機の書き方のコツ

続いて、子育て中の転職で使える志望動機について、書き方のコツをご紹介していきます。
ポイントは、自分の希望を伝えることと、自分が企業の求めている人物だとアピールすることです。
子育て中で○○の希望がありますが、御社には□□で貢献できます。というようなイメージです。
まず、自分の希望については、子育てと仕事を両立する為の勤務時間や残業についてがメインになると思います。

・フルタイムなのか、時短勤務なのか
・残業ができるのかどうか

正直に希望を言うと採用してもらえないかもしれない。と思うかもしれませんが、希望を伝えることは、育児と仕事を両立する為に必ず必要です。
なぜなら、ここでしっかりと希望を伝えておかないと、残業ができないのに残業前提の仕事を任されてしまうなど、結局育児と仕事を両立できず辞めざるを得ない状況になってしまうからです。
長く仕事を続けたいのであれば、子育ての事情をしっかりと伝え、それを考慮してくれる企業を選びましょう。
子育ての事情を考慮してくれる企業に入る為には、自分が企業にどんな風に貢献できるかを伝えることが大事になってきます。
アピールポイントとして伝えるのは「今までの経験を活かして、即戦力として活躍できる」ことです。

・どのくらいの期間業務に携わり、具体的にどのような経験をしたか
・業務をしていく中で気を付けていたこと
・経験をどのように志望企業で活かせるか

この3点を軸に志望動機を作っていきます。

簡単な例:
今まで7年営業事務に携わり、営業3名の受発注や経費処理、提案資料作成など多岐に渡り業務を経験してきました。
沢山の業務をこなす為、優先順位を付け効率的に仕事を進めた結果、作業目標時間の3分の2の時間で業務を完了することができていました。
子供を保育所に預けており、16時までの時短勤務を希望しておりますが、前職で身に付けた短い時間の中で効率よく仕事をする点を御社でも活かし貢献していきたいと思い志望いたしました。

このように希望を伝えつつ、自分が企業に貢献できるポイントをしっかりと伝えていきます。
さらにプラスで「育児をしながらスキルアップの為に勉強をしてきた」実績があれば伝えた方が良いです。

・育児で忙しい中でも時間を見つけて勉強してきた
・仕事をこなすだけで満足するのではなく、さらに上を目指している

という点で評価されるポイントとなります。

簡単な例:
営業事務の仕事を効率化していく中で、Excelの勉強が必要だと感じ、産休育休中に育児をしながら勉強を続けました。
VBAエキスパートの資格も取得し、御社が進めている業務の効率化にも貢献できると考えております。

このような形で、自分で勉強を進められる力があること、さらにその勉強が企業に貢献できる内容であることをアピールしましょう。
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育児中に転職する場合の志望動機の書き方。アピールポイントをご紹介 まとめ

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子育て中の転職で使える志望動機の書き方についてご紹介しました。
履歴書に書ける志望動機は文字数が限られており、どんなに多くても300字前後です。
たった300字で全てを伝えるのは難しいので、面接の場で口頭で詳細を伝えられるように準備しておきましょう。
例えば、履歴書の志望動機には経験業務の概要を記載して、口頭で志望動機を述べる際に詳しく説明するようなイメージです。
育児の事情を考慮してくれる企業であれば、「今までの経験で企業に貢献できる」ことが伝われば採用してもらえます。
育児をしながらの転職はとても大変だと思いますが、頑張ってくださいね。

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