夏の絵本はこれがおすすめ!とっておきの7冊をピックアップ

夏休み前に子どもと一緒に夏気分を盛り上げたい、そんな時に使えるのが夏をテーマにした絵本。
色鮮やかなページから伝わってくる夏の気温にワクワクが広がります。

夏の本には冒険色が強い本が多いのも魅力で、わんぱく盛りでちょっと飽きっぽい男の子の心もグッと掴んでくれること間違いなし!
また、楽しかった夏を振り返りたい時にも絵本は大活躍します。
物語に自分の体験を重ねることで楽しい思い出が鮮やかによみがえって、親子で素敵な時間が過ごせるはずです。
今回はそんな夏の絵本の中でも筆者の子ども達に特に好評だった7冊をご紹介します。
お子さんに夏がテーマの絵本を読み聞かせたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。

なつのいちにち 作 はたこうしろう

お兄ちゃんが留守の夏のある日、小さな男の子が「ひとりでつかまえる!」と虫取り網を手に一心不乱に走ります。
行先は海岸沿いを走り畑を抜け、神社の石段を登り切った先に広がる深い森。
やっと見つけた大きなクワガタムシに苦戦しながらも何度もトライして、ついに自分だけのクワガタムシを捕まえます。
その興奮の冷めやらぬままに夕立の中も猛ダッシュで帰っていく姿は充実感でいっぱいで、そこに自分を重ねる男の子やお父さんも多いのではないでしょうか。

シンプルながら躍動感あふれる絵と、1人で冒険にでかけた男の子の内なる声が端的な言葉でつづられていく内容は、読者に高揚感と清々しい余韻を与えてくれます。
どのページもジリジリとした暑さが伝わってきそうな夏真っ盛りの美しいシーンが描かれていて、何度読んでも見飽きない魅力があります。
ちなみに筆者の6歳の息子が気に入っているページは川を飛び越えようとして失敗した男の子が森の中でうずまっているシーン。
「シャーン シャーン シャーン シャーン」とセミの鳴き声が響き渡る深い森、そこに暮らす色々な生き物、ちょっとだけ足をすりむいてこらえている顔の男の子、川に流されていく麦わら帽子…
この見開き1ページだけで見どころがたくさんあって、いつまでも眺めていましたよ。

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モリくんのすいかカー 作 かんべあやこ

コウモリのモリくんが子どもが好きな食べ物を使って車を作り、それに乗って冒険するシリーズの第三弾。
「おいもカー」、「りんごカー」に続き今回のテーマは「すいか」です。
夏の浜辺ですいか割りを楽しむモリくんと友達たち。
半分食べた後で残った皮を使ってすいかの車を作ることになります。
今回は海辺ということで、なんと水陸両用車!
勢いよく船出した後は皆でまったり波に揺られていい気分…だったはずが、突然現れた大きなお化けタコに襲われ。
でも逃げ込んだ洞窟の先で美味しい水の湧く泉を見つけ、モリくんたちは泉の水を持ち帰りすいかのフルーツポンチを作ることにしました。
冒険のあとに食べるキンキンに冷えたフルーツポンチが体中に染みわたり…。

ここまで読めば、読後どうなるか分かりますよね?
読んだのが夏の暑い日だったら、確実に「私も、僕も作りたーーーーい!!」の大合唱です…。
幸い(?)我が家が読んだ時期はすいかのシーズンを過ぎていたので、残念!で終わらせたのですが、今年の夏休みはこの本をもう一度読んだ上ですいかのフルーツポンチ作りをやってあげてもいいかな、と思っています。
絵本の中に出てきた食べ物を実際に作るのって、本当にワクワクしますものね。
夏の素敵な思い出になりそうで、今からちょっと楽しみです。

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ぐりとぐらのかいすいよく 作 中川李枝子・山脇百合子

お馴染み「ぐりとぐら」シリーズの一冊です。
のねずみのぐりとぐらが浜辺で見つけたのはガラス瓶に入った手紙。
それは海坊主からの手紙で、灯台守が仕事の海坊主は真珠でできたランプを狭い岩穴に落として困っていました。
そこで体の小さいぐりとぐらが真珠を拾ってきてあげて、お返しに海坊主に泳ぎを教わります。
さっきまで浮き輪をつけていないと泳げなかった二人ですが、海坊主の掛け声に合わせるとあら不思議!
くらげおよぎにバタフライにイルカジャンプまでできるようになって、とても気持ちよさそう。
最後は特別に教えてもらったうみぼうずおよぎで飛ぶように早く帰ってくることができました。

松原の広がるいかにも日本的な浜辺で遊ぶぐりとぐらが、これまたレトロな縞模様の水着を着ていて時代を感じるのですが、この本の魅力自体は全く色褪せておらず今も子ども達の心をギュッと掴んでくれます。
怖い存在なのかと思った海坊主はこのお話の中ではのほほんとした癒し系で、でも泳ぎの名手。
最初は泳げなかったぐりとぐらが海坊主のお陰であっという間に泳げるようになるシーンは読んでいてとても楽しく、まだ泳げない子どもの背中をそっと押してくれそうです。
ガラス瓶に入った手紙が届いたり、暗い岩穴に入っていったりするなど、夏の冒険を感じさせる要素も満載でワクワクできます。
ラストで真珠灯台の明かりを遠くに眺めるシーンも余韻があって素敵ですよ。

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なつはひるね 作 村上康成

静かな夏の海の昼下がり、のんびりゆったり過ごす幸せが描かれた一冊。
泳いでみれば様々な生き物に出会い、寝っ転がると空に広がる大きな入道雲に想像力が膨らみます。
オノマトペを中心につづられる文章を読んでいるうちに、自分もまるで南の空の下にいるかのような錯覚にも襲われ・・・。
スコールの後、再び穏やかさを取り戻した浜辺で波の音を聞きながらハンモックに揺られる昼寝が実に気持ちよさそうです。

夏ならではのアクティブな過ごし方も楽しそうで良いですが、こんなまったりな過ごし方もまた魅力的。
シンプルで愛嬌のある絵とこの作者ならではのリズムの楽しいオノマトペは小さい子どもに読み聞かせるにもぴったりだと思います。
入道雲を色々な食べ物に見立てるところもとても楽しいワンシーンです。
夏になったらお子さんと空を眺めてそんな風に時間を過ごすのもいいかもしれませんね。

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じっちょりんのなつのいちにち 作 かとうあじゅ

野に咲く草花に寄り添いながら生きる小人?妖精?の「じっちょりんファミリー」の日常を描くシリーズものの3作目がこちらです。
とっても小さくて、でもなかなか逞しいじっちょりん達の夏の一日を描きます。

いつも人間のすぐ隣で肩を寄せ合って楽しく暮らしているじっちょりん達。
どんぐりの帽子で作った「たねかばん」の中身が少なくなってきたので、植物の種を探しにいくことになります。
のどを潤すための水探しも小さなじっちょりん達には一苦労。
途中で夕立にも降られてしまいますが、いつも冷静沈着なパパじっちょりんの誘導で皆は無事ほおずきの中に避難することができ、ついでにほおずきジュースも楽しみます。
その後うっかり猫のしっぽに乗って運ばれてしまい別れ別れになってしまった、じっちょりんの親子。
でもおにいちゃんじっちょりんが妹を優しくサポートしているうちに、家族は無事再会できます。
最後は人間たちが庭で楽しむ花火を軒下から眺めて、夏の一日は終わります。

このシリーズの一番の魅力は、身近な場所で季節ごとに花を咲かせている野草がたくさん紹介されていること。
見たことはあるけれど名前をしらない野草の名前を知ることができるので、外で花を見つけるのが楽しくなります。
3歳の息子は幼稚園への道すがら、石畳の合間に咲く小さな花を見つけて「ここにも植えてあるよ!」と。
さすがファンタジーの中で生きる3歳男児、一方現実派の3歳女子は「じっちょりんはホントはいないんだよ!」とのことでした…。
そして、お父さんを中心に力を合わせて生きているじっちょりんの家族がとても素敵なんです。
近所をあちこち冒険したり草花でおやつを作ったりと、小さな幸せを見つけながら仲良く暮らす姿には本当に癒されますよ。
彼らが別の季節にはどんな生活がしているのか、気になってシリーズの他の本も読みたくなることうけあいです。

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とくべつなよる 文 岡島秀治 絵 稲田務

真っ青な夏空を暗い穴の中から見上げる1匹の生き物の目線から物語は始まります。
あたりが暗くなると動き出したその生き物はセミの幼虫。
お話の中では語られませんが、暗い地面の中で何年も待ち続けたセミにとってはまさに「とくべつなよる」なんですよね。
人目を避けて思い通りの木を見つけると、小さな体で上へ上へと登っていきます。
その後、背中を殻を割って出てくるのは美しい白いセミ。
そのセミたちがあっちにもこっちにもぶら下がっている光景は神秘的ですらあります。
詩的な短い言葉と美しい絵でつづられるセミの一世一代の羽化ショーに思わず引き込まれるでしょう。

夏の虫の中で一番身近な存在といえばやっぱりセミですよね。
セミの抜け殻探しは子どもにとって夏の風物詩ですが、この絵本で描かれるセミの羽化が実は身近で見られるというのをご存じではない方もいるかもしれません。
筆者は大都市圏の中心部に近い場所に暮らしているのですが、それでも自宅から徒歩30秒の小さい公園では毎年セミの羽化を観察することができます。
こちらは4歳の時にセミにはまった息子と一緒にたくさん読んだセミ本の一つ。
セミの幼虫がリアルだけど不思議に可愛らしいタッチで描かれているので、虫はあまり得意じゃないというママでも抵抗感が少なく読めるのではないかと思いますよ!
これを読んだ後は、ぜひ梅雨明けの頃の夜いつもより少しだけ夜更かしして近所の公園に出かけてみてください。
きっと絵本で読んだのと同じような光景を前に、お子さんにも生命の神秘を感じてもらえると思います。

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かいじゅうじまのなつやすみ 文 風木一人 絵 早川純子

南の島の「かいじゅうじま」は世界中で暴れまわっている怪獣たちのふるさと。
怪獣たちは年に一度帰ってきては、皆で楽しい夏休みを過ごします。
久々の再会を喜ぶ怪獣たちは「あいかわらずこわがられているかい?」「おれさまのあるいたあとには、ねずみいっぴきのこっちゃいないぜ。ぐふふふふっ」「あさこわして、ひるこわして、よるこわす。それがおいらのモットーだ」などと何やら不穏な会話を交わします。
そんな怪獣たちですが、夏休みの過ごし方は果物狩りやかいじゅうおどり、すもう大会、結婚式、お墓参り…と至って平和的。
3匹の幼馴染の怪獣たちもかいじゅうおんせんでまったりしながら、この一年の自慢話をしあいます。
ビルを手あたり次第に壊して街を真っ平にした話、船や乗り物を海に沈めまくった話、遊園地で子ども達をありんこみたいに踏みつぶした話…
え?ちょっとこの話、子ども向けとしてどうなの?!と心配になるかもしれませんが、大丈夫。
最後にホッと安心できてクスッと笑える種明かしが待っています。

お話が始まるといかにも狂暴そうで奇妙な姿の怪獣が次々登場して、特に男の子の心は鷲掴みされちゃいます。
そして怪獣たちの夏休みの過ごし方の楽しそうなことといったら!
美しい南の島で存分に羽を伸ばしている姿に読んでいるこちらまで楽しくなってきます。
途中怪獣たちの暴れ自慢の内容に親も子も一瞬固まりかけますが、最後には口では見栄を張っていた怪獣たちの本当の姿、優しさや勇敢さにあふれる大活躍シーンを見てニッコリできるはず。
ぜひお子さんと一緒に種明かしを楽しんでみてくださいね。

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夏の絵本はこれがおすすめ!とっておきの7冊をピックアップ まとめ

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以上をまとめると、夏の絵本のおすすめは

① なつのいちにち
② モリくんのすいかカー
③ ぐりとぐらのかいすいよく
④ なつはひるね
⑤ じっちょりんのなつのいちにち
⑥ とくべつなよる
⑦ かいじゅうじまのなつやすみ

の7冊をあげてみました。
気になる本はこの中にあったでしょうか?
どれもここでは語りつくせないくらいの魅力でいっぱいで、読めば夏が待ち遠しくなる本ばかりだと思います。
季節柄もあってか男の子の好みそうな冒険モノが多くなりましたが、我が家の3歳女子はノリノリで楽しんでいましたよ!
皆さんもぜひお気に入りの一冊を見つけて、お子さんと一緒に夏を感じてみてくださいね。

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