子供向け学習図鑑は色々な出版社から発売されていますよね。
綺麗なカラーページを眺めているだけでもワクワクするものですが、
図鑑はママが小学校前に子どもに教えたいことに関するネタの宝庫でもあります!
今回は数ある図鑑の中から、小学館刊行の「小学館の図鑑 NEO」について、
筆者の5歳半と3歳の息子達がどのように楽しんでいるのかご紹介します。
最初は字が読めなくっても大丈夫!
ただ眺めるだけではない、図鑑を色々な角度から味わうことで子どもの能力をどんどん伸ばす方法を見てみましょう。
「小学館の図鑑 NEO」はこんな図鑑
「3歳から高学年まで、長く使える本格図鑑」と掲げられている通り、
美しくて見やすい絵や写真は小さな子どもが眺めるだけでも十分楽しめるし、字は大変読みやすいです。
数多く載っているコラムは大人が読んでも読みごたえ十分で、
ついつい横から奪って読み込んでしまい、子どもに叱られることも…。
例えば「恐竜」の図鑑を例にとると、どの恐竜も非常に活き活きとした動作や角度で描かれていて、
それはまるで本当に見てきたかのような臨場感です。
また、各恐竜に添えられている説明文は分かりやすい内容ながらも大変詳しく、
他社の図鑑と比べてもその充実度は明らかです。
そして、「小学館の図鑑NEO」は現在日本で刊行されている学習図鑑の中ではもっとも歴史が古いそう。
スマホ連動アプリやDVDとのリンクを強調する他社の図鑑とは異なり、
あくまでも図鑑単体で十二分に楽しめる構成はまさに王道の図鑑といえるでしょう。
とはいえ、最近刊行されたものにはDVDも付属しています。
ドラえもんがナビゲーター役なので子どもでもとっつきやすいのが特徴ですが、
映像はBBCなどから一流の映像を集めて構成されているので見ごたえがあります。
図鑑を眺めただけではピンとこなかったテーマでも、
DVDを見てその魅力に目覚めるということも。
筆者の息子もそれまで全く興味がなかった「恐竜」のDVDを見て以来、
一大恐竜ブームが訪れて大騒ぎになりましたよ。
このシリーズ、Amazonのランキングでも常に上位に入っていて、
そのラインナップは非常に豊富。
まさかの「イモムシとケムシ」で1冊の図鑑になっているのですから驚きです。
もし我が子がマニアックな分野に走ってしまった時にも、ピッタリの1冊が見つかりそうです。
ちなみに2019年7月22日時点でのAmazon売れ筋ランキングは、
1位:昆虫
2位:恐竜
3位:動物
でした!
この3冊はぜひ押さえておきたいところですね。
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小学館の図鑑NEOで子どもがグングン伸びる方法【評判、レビュー】
図鑑は見える場所に置こう
さて、初めて図鑑を買おうとしたママはその値段に少々びっくりするかもしれません。
「小学館の図鑑NEO」は1冊2,160円。
これまで子どもに買い与えていた絵本は大体1,000円前後でしょうから比べると約2倍、
しかも何冊か買おうと思うと…私も正直怯みました。
ですが、子どもに与えるには高価な本だからと出し惜しみして、
子どもの手の届かないところに綺麗に並べるのは絶対にNG!
というかむしろそれこそもったいない!!
子どもが自らの興味のままに手に取りページをめくることに意味があるのです。
ぜひリビングルームや遊び部屋の、よく目について子どもが自分で出せる場所に置きましょう。
ちなみに我が家が図鑑を手に入れたのは上の息子が4歳、下の息子が2歳の時。
「ボロボロにされるんじゃないか…」という不安は当然ありましたが、そこはぐっと我慢です。
今までお気に入りの大きな車を置いてあった絵本棚の下段にズラーッと並べてみました。
すると、今まで見たことのない巨大でカラフルな本に子どもたちは興味津々!
実はこの時点では息子達は乗り物オタクで他ジャンルには一切興味なしだったので、敢えて「の
りもの」図鑑を除いたラインナップを揃えたのですが、全く問題ありませんでした。
毎日毎日手あたり次第に引っ張り出してはバラバラめくって放置、
ちゃんと読んでいるのかどうかはかなり怪しいものの、とにかく常に図鑑が床に散らばっている状態に。
そして次第に特定の図鑑が転がるようになってきたのです。
自分で興味関心のあるジャンルを開拓してきた証拠かな?と内心喜んだものです。
最初はパパやママも一緒に
とはいえ、一人で眺めているだけではすぐに飽きてしまう子もいるかもしれませんね。
字が読めない年齢の子ならなおさらのこと。
最初のころはぜひパパやママも一緒に読んであげることをおススメします。
その時のコツは親がまず楽しむこと!
アドリブ無しである程度淡々と読んだ方がいいとされている絵本の読み聞かせとは違うので、
どんどん親の感想や子どもへの質問など盛り込んでいってOKだと思います。
「この動物、この間動物園で見たよね!」「公園に咲いているお花あるかな?」といった、
普段の生活に結び付くようなところから興味を引き出していくのもいいですね。
やはり子どもにとってリアルに勝るものはないのでしょう。
実体験と図鑑の内容がリンクした時の子どもの興奮っぷりは見ていて嬉しくなります。
とにかく親が楽しんでいる様子を見せて、身近なところからどんどん興味を広げていきましょう。
気に入った物を真似っこして描いてみる
決まった図鑑を何度も眺めているうちに、子どもがお気に入りの絵や写真を自分で描いてみたいと思うかもしれません。
特に「小学館の図鑑 NEO」は他の図鑑と比べて絵が多用されているので、
真似しやすい面があるように思います。
もちろん図鑑を横に置いて真似して描くのもいいのですが、
恐竜や動物は大人でもなかなか上手く描けないもの。
そこでおススメなのが「写し絵」です。
安い落書き帳でも大抵のラインは写し取ることができますし、
もししっかりと写したいのであればトレーシングペーパーを使うという手もあります。
単に真似して描くよりもずっと綺麗に描けるので、子どももその出来に非常に満足します。
アウトラインを描いた後は一生懸命に図鑑と見比べながら色を塗ったり、周りに景色を描いたり・・・
そして繰り返しているうちに、次第に写し取らなくても真似るだけでもなかなかな絵が描けるようになってきて、ますます夢中に。
我が家では息子が4歳半のころから現在に至るまで、
このアクティビティが日課になっています。
この活動の良いところは絵が上手になるだけではなく、
たくさん描くことで運筆の訓練になること、一つの絵や写真をじっくりと眺めることで観察眼が養われること、
そして集中力が鍛えられること。
もちろん動物や魚や植物のつくりなども自然に知識として覚えていきます。
字を書く前段階としていきなりワークのようなものをやらせるよりも、
お子さんによっては楽しくかつ集中して鉛筆を走らせることができるかもしれませんね。
あれ?いつの間に字覚えた…?
図鑑を見て絵を描いてDVDを見て、また図鑑を見て…とやっていたある日、
息子がカタカナで書かれた恐竜の名前を読んでいることに気が付きました。
ん?うちではひらがなこそ、電車の名前しか出てこないというところに惹かれ購入した
「でんしゃのひらがなれんしゅうちょう(学研)」でフワッと教えたことはあるけれど、
カタカナについて言及したことあったかしら…
いえ、ありませんでした。
正直、びっくりです。
どうやらDVDで聞いて覚えた恐竜や動物の名前を図鑑で眺めながら当てはめて読むうちに、
カタカナを自然と、しかもあっという間に覚えたようなのです。
男の子だから女の子達のやるお手紙交換も興味がなさそうだし、
いわゆる「お勉強」的に字を教えるのもなぁ、と思っていたのでこれはうれしい誤算でした。
一旦読めるようになると、親に聞かなくてもどんどん自分で情報を得ることができるので、
そこからの進歩は加速度的に進みました。
気づけばうろ覚えだったであろうひらがなも含め、すらすらと字を読めるまでに。
さらに「あの動物が見つからない!キイィィィ!」
としょっちゅうヒステリーを起こす息子に索引の使い方を何度も教えているうちに、
大きな桁の数字までマスターしつつあります。
図鑑に親しんでいるだけで字や数字を覚えてくれたのは、
子どもにとっても親にとっても大きな収穫となりました。
○○だけの図鑑作ってみたらどう?【マイ図鑑】
そして今、息子の中で新たなブームとなりつつあるのが「マイ図鑑作り」。
最初は絵だけでなくせっかく読めるようになってきた字も書いてほしいと思い、
「お母さん、詳しくないからその絵の下に名前も書いてくれると分かりやすくていいなぁ」
といったのがきっかけだったと思います。
最初は「やだ、書きたくない」なんて言っていた割に、
そのうちにひらがな表を見たり親に聞いたりしながら、
少しずつ絵にそれぞれの名前を添えて書くようになりました。
さらに字を書くことに慣れてきたころ、
「すごい!図鑑みたいだね!そうやって○○だけの図鑑作ってみたらどう?」
と聞くと、もうノリノリで一生懸命にマイ図鑑を作るようになったのです。
今では好きな鳥や恐竜や乗り物を集めたマイ図鑑だけでなく、
ついには鳥や動物が登場人物(?)の絵本のようなものまで書くように!
つい数か月前までは文章を書くなんてずっと先だろうなぁ、なんてぼんやり考えていたのに、
自分でお話を考えて書くようになるなんて本当に驚きでした。
きっと図鑑の影響だけではなく、付属DVDを見ることでそれぞれの生き物にストーリーがあることを知って、
触発されたのではないかと考えています。
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小学館の図鑑NEOで子どもがグングン伸びる方法【評判、レビュー】まとめ
以上をまとめると、子どもに図鑑を買い与えたいと思っている方は、
・子どもも大人も楽しめる、バランスの取れた内容が魅力の「小学館の図鑑 NEO」がおススメ
・図鑑は目につく場所において、子どもにどんどん触らせる
・まずは一緒に読んであげて、親が率先して楽しむ。
・好きな絵や写真を真似して描いてみる。
(じっくり眺めることで観察眼が養われ、絵が上手になり、運筆力と集中力UPにも繋がる。)
・描いた絵に名称を添えて書いてみる。
(絵と字を組み合わせればマイ図鑑のできあがり!絵を描くだけでなく字を書く練習になる。)
このように図鑑を活用して子どもの世界を広げてやりつつ、
小学校入学前に身に付けさせたい力を自然に学ばせることができると良いのではないかと思います。
今回は主に5歳の息子について書きましたが、3歳になったばかりの息子も確実に兄の後を追いかけて成長しています。
「アメリカワシミミズク」やら「ホオジロカンムリヅル」といった、一般的にはマニアックであろう鳥類を的確に判別するスキルを備えた3歳児の今後も楽しみです。