いつも子供が遊んでいる友達の中に、どうしても好きになれない子がいる・・・こんな悩みを抱えていませんか?
「子供のことだし、あまり親が口出しするのは気が引ける・・・でも・・・」
私自身も悩んできたので、こういう気持ちはよく分かります。
この記事では、
・子供の友達を嫌いになるのは悪いことか?
・親としてどう対処すべきなのか?
といったことについて解説していきます。
子供の友達を嫌いになるのは悪いことか
私の周りには、そもそも「子どもの友達を嫌いになること」自体を悪いことと考える人がいました。
子供なりの考えがあって付き合っているのだから、直接子供に被害がない限りは余計な口出しはしない。
確かにこれも一つの考えではあります。
でも、私たち親だって人間です。
全ての子供を分け隔てなく受け入れるなんて無理があります。
例えば、何でもズバズバ言ってくる子、やんちゃすぎる子、不潔な子、意地悪な子、ウソをつく子・・・私はこうした子をすべて優しく受け入れられるほどの器はありません。
やっぱりカチンときてしまいます。
どんなときでもニコニコ優しいママでいたい・・・理想と現実は違うんだと、子育てをして実感しました。
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わが子が悪影響を受けないか心配
「朱に交われば赤くなる」ということわざがあるように、特に子供は周りの環境に良くも悪くも引っ張られます。
やんちゃな子とばかり付き合うことで言葉遣いが乱暴になったり、声のボリュームが大きくなったり・・・
わが子にそんな風になって欲しくないし、周りにも迷惑をかけてしまうかもしれないと不安になるのは当然だと思います。
SNSコミュニケーションは表に見えない
私たちの時代にはなかった、SNSを通じたコミュニケーションが発達しているので、表面的に見えない友人関係が出来上がっている可能性もあります。
完全にスマホ禁止令を出すのは少し酷なので、必要なら使用制限をかけて少ししつこいくらいに「SNSには注意しろ」と事あるごとに話しておくようにしましょう。
あと、「SNSの人間関係はリセットできる」というのも伝えておきましょう。
親として、嫌いな子にどう接するべきか
いろいろな意見がありますが、私は「気になる発言・行動があったらきちんと伝える」べきだと考えています。
乱暴な振る舞いをしたとき、失礼な物言いをしたとき、ウソをついたときなど・・・根本にあるのは「自分の子供が同じような失敗をしてほしくない」という点です。
その際は「今の言い方はすごく失礼だよ」という風に淡々と伝えるのがコツです。
子供としては、感情的になっている親を見るのはかなり辛いものがあります。あくまで静かな怒りを伝えるように心がけましょう。
子供の友達を叱るのは、実はあなた自身の子供へのメッセージになっています。
他人の子を注意しているように見えて、自分の子供に「私(親)はあなたにこうなってほしくないんだよ、これはいけないことなんだよ」という躾をしている感じですね。
ただ、あくまで理想ですが、子供の人間関係に深入りしないほうが良いでしょう。
あなたの子供がその「悪友」に魅力を感じているのかもしれないし、逆に悪友があなたの子供に魅力を感じているかもしれません。
子供に限らず、人は自分にないものを持っている人に興味を抱きます。
あなたの子供と悪友は、まさにその関係なのかもしれないですよね。
だから、友達の振る舞いに対して指摘することはあっても、「あの子と付き合うな!」までいくのは少しやりすぎではないでしょうか。
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子供が被害を受けているなら別
ただし、子どもがいじめにあっている等の被害を受けているなら話は別です。
友達本人はもちろんのこと、その保護者にもちゃんと事情を説明しましょう。
その際は、先ほども述べたように「淡々と」「事実を突きつける」べきです。下手に笑顔なんて見せる必要はありません。相手は加害者なのですから。
また、学校なら担任の先生などにも相談するようにしてください。いろんな人を巻き込むようにしましょう。
(別に担任の先生に問題解決をしてもらおうと期待しているのではありません)
そうすれば、友達もその保護者も本気で怒られている、と察します。
子供は、親の気持ちを意外と察している
あなたが子供の友達を嫌っていることは、実は子供は敏感に察しています。
私自身の子供時代を思い返しても、「お母さんはあの子のこと嫌ってたよね」というのは、言葉にしなくても伝わっていました。
なので、間違っても「親の感情的な好き嫌い」だけで子供の付き合いを制限することのないようにしてください。
子供は混乱するし、親の顔色を見て人付き合いを考えるようになってしまいます。
これでは精神的自立ができません。
子供にきちんと説明できる理由を持ったうえで、子どもの人間関係とかかわるようにしましょう。
子供の友達が嫌い!親としてどう接すべき?口出しする方が良い?まとめ
親としては、子どもの人間関係はどうしても気になります。
あまりに「箱入り娘」として育てすぎるのもいけないし、かといって放任主義すぎるのも困りもの。
普段からコミュニケーションをとって、子どもの想いを理解するように心がけて、必要とあらば「悪者」になってでも子を守る!という気概を持って子育てに臨みましょう。
子供を守れるのは親しかいません。難しい時代だからこそ、親と子のコミュニケーションを大事にしたいですね。