2020年に小学校で英語が正式な教科となるまで、もうあとわずかですね。
現在は5、6年生のみが行っている英語の体験型学習も3年生から開始になりますし、英語について今まで以上に気になっているママも多いかと思います。
そこで今回は小学校の新しい英語教育の準備にぴったりの「ポピー Kids English」について、その内容を詳しくレビューしていきます。
どんな特徴があって、おすすめポイントはどこなのか、筆者の5歳と3歳の息子が取り組んだ様子もあわせてお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
公式サイトを見てみる
ポピー Kids Englishはこんな教材
「ポピー Kids English」の公式ページではこのように説明されています。
2019年4月発刊『ポピー Kids English』は小学校の英語の授業にスムーズに取り組めるよう、ご家庭で楽しく備えられる英語教材です。
遊び感覚で楽しめる『ポピペンBook』と、物語を楽しめる『おはなしBook』には何度もくり返し聞きたくなる工夫が満載!
遊びながらくり返し聞いていると、自然に口に出して真似するようになり、聞く力だけでなく話す力も育ちます。
引用:ポピー公式ページhttps://www.popy.jp/pke/book/
ポピーKids English
※詳しく見てみる
「遊びながらくり返し聞く」とある通り、「ポピー Kids English」の一番の特徴は子どもが自由に音声ペンを使って英語を聞けることと、ポピーならではの知育ドリル的な要素がたっぷり盛り込まれていること。
CDを使用する英語教材が少なくない中、音声ペン方式は遊び要素が多めでとっつきやすいですし、自分でタッチしたものを英語で聞くことで理解度UPも期待できます。
また、迷路や間違い探しなどの知育ドリルを楽しみつつ英語に触れることができるのは、通信教材の老舗であるポピーならではの強みと言えそうです。
ポピー Kids Englishの教材の中身は?
教材はレベルに合わせて3コース用意されていて、推奨年齢は以下の通りです。
レベル①:年中~小学校1年生
レベル②:年長~小学校2年生
レベル③:小学校1年生~小学校3年生
初めて英語を学ぶお子さんにはレベル①がおススメです。
また、レベル③まで終了すると、小学校4年生までに習う単語表現をすべてカバーできるとのこと。
お子さんの習熟度に合わせてコースを選ぶといいですね。
なお月会費は1,680円となっており、音声ペンの「ポピペン」は別売りで3,300円ですが、
これ1本でレベル①~③までの内容がすべて内蔵されています。
メイン教材である「ポピペンBOOK」と英語絵本の「おはなしBOOK」以外にも、月によってシール教材やポスター、カードゲーム等もついてきますので、この内容でこの価格はかなりお得だと言えるでしょう。
それでは次に9月号を例に中身を詳しく見ていきましょう。
ポピペンBOOK
9月号の「ストーリー」は ”I’m hungry.”がテーマ。
家族でカレーを作って食べるまでの様子を追いながら、色々な単語や表現に触れられるようになっています。
身近な調理用具や料理が登場するので、子ども達は興味津々です。
ページによっては英語音声以外にも水の音や料理の音などが隠れているので、それを探すのもお楽しみの一つです。
野菜を数えるシーンでは数字に触れられるようにもなっていました。
そして「おなかすいた!」は子ども達が毎日言うセリフですから、“I’m hungry.”はある意味、何よりも身近な表現とも言えますよね。
食事の前にみんなで“I’m hungry!” と言い合って、この表現がすっかり身についたようでした。
とにかく日常の風景がそのまま出てくるので、自然と英語に親しめるのがいいですね。
「ドリル」のページは全部で6つのドリルがありました。
それぞれの設問には前半のStoryに出てきた単語や表現が使われているので、楽しみながら学んだ内容が定着するようになっています。
間違い探しや”Let me do it.”というセリフを言うお友達を探す課題など、子どもはどれも楽しく取り組んでいましたが、一番ウケが良かったのは「かずをえらびながらにげろ」でした。
ポピペンから聞こえてくる指令通りに数を選んでゴールまで進むというもので、ゲームっぽい雰囲気が男子の心をつかんだようです。
雰囲気だけではなく、One, Two, Three …がしっかり聞けて、かつ数として理解できていないと選べないので、なかなかよくできた設問だなぁと感じました。
最後のページには毎月切り離して集めると絵辞典になるページがついています。
このページには録音ボタンがついているので、自分の発音を録音して聞くことができます。
子ども達に任せておくと、段々ただ面白いことを言って再生してワハハ…みたいな使い方になってくるのが困りものですが、録音機能までついている音声ペンはあまりないので、できればうまく活用したいですよね。
我が家のようにならないためにも、録音機能は親が一緒に付き合って有意義に使用するといいでしょう。
取り組んだ感想としては「ストーリー」はお話仕立てではあるものの、3歳児が好き勝手に音声ペンを使ってもそれなりに楽しめます。
「ドリル」は親と一緒じゃないとちょっと厳しいかな、という感じですね。
ちなみに5歳児だと一通り親と一緒にやった後であれば、「ストーリー」「ドリル」ともに自分だけでしっかり取り組むことができます。
ただ音声ペンの操作自体は簡単ですし、取り上げられている話題もそこまで難しいものではないので、推奨年齢は年中からとなっていますが、それ以下の年齢でも親が一緒にやれば十分取り組めるなと思いました。
おはなしBOOK
毎月子どもになじみ深い有名なお話が取り上げられています。
9月号のおはなしBOOKは「きつねとつる」。
仲良しのきつねとつるがお互いに料理をごちそうしようとするのですが、なぜだかうまくいかなくて…?というお話です。
“Would you like some ~? ”のフレーズが何度も出てくるので、この表現が今回のキーセンテンスのようです。
お話の朗読はCD、ウェブのどちらでも聞くことができるようになっていますが、手軽なのはやはりスマートフォンを使って聞く方法でしょうか。
裏表紙のQRからサイトに飛べるようになっています。
英語音声のみでも聞けますが、英語音声の後に日本語音声が流れるモードも用意されているので、英語に自信がないというママも安心ですね。
絵本の読み聞かせが好きな我が家の子ども達は英語音声だけでもじっと聞いていました。
何となくでも知っているお話であれば、日本語音声はあえて聞かない方が、英語に集中できでいいのかなと個人的には思いましたね。
ポピペンシール
9月号は「れいぞうこあそび」ができるれいぞうこシートと中身シールが付属でついてきました。
シールはポピペンに対応していますので、冷蔵庫の中に中身シールを貼り終わった後はポピペンでタッチしながら遊べます。
親用ガイドに~,please.(~ちょうだい)と言ってみるというアイディアが載っていたので、さっそくやってみたところ、言う役とシールを渡す役を交代しながらなかなか楽しめました。
親用ガイド
ポピーの他のコースに比べて、解説が丁寧だなという印象です。
その単元のポイントや適切な声掛けのアドバイスが色々と書かれていました。
これがあれば英語を教える自信が全くない私でも十分対応できそうです。
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以上をまとめると、ポピーKids Englishは
子どもが自由に音声ペンを使って英語を聞けることと、ポピーならではの知育ドリル的な要素がたっぷり盛り込まれていることが特徴。
「遊びながら聞く」を繰り返すことで自然に英語が身につくことを目指している。
ポピペンBOOKは前半の「ストーリー」と後半の「ドリル」に分かれた構成。
「ストーリー」では日常の風景にある身近な単語や会話表現に触れられる。
「ドリル」では前半で学んだ単語表現を使いながら、様々なタイプのドリルを楽しめる。
おはなしBOOKでは子どもになじみ深いお話を英語と日本語両方で聞くことができる。
毎月付属でついてくるポピペン対応の副教材があり、9月はシール遊びを楽しめる。
単元のポイントや解説が詳しく載った親用ガイドがついてくるので、英語に自信がない親でも安心できる。
このように「ポピーKids English」はただ単語や表現を学ぶだけではなく、学んだ内容が反映された知育ドリルを楽しむことで英語がよりしっかり身につけられるのがいいですね。
音声ペンやスマートフォン等を使って英語をたくさん聞くことで英語を聞き取れる耳が育つので、おうちでも十分に小学校の英語に向けた準備ができそうです。
今回はレベル①のみのレビューでしたが、レベルに応じた3コースが用意されているので、継続することで英語の自信をつけさせることを目指してみてはいかがでしょうか。
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