毎年8月の終わりから始まる台風シーズン。
今年はいつもなら行楽日和が続くはずの10月になっても大型の台風が次々とやってくるので、わんぱく盛りの子どもを抱えた家庭には本当に痛手ですよね。
我が家にも5歳を筆頭に3人の子どもがいるので、特に台風直撃で家に缶詰となった週末の過ごし方には毎回頭を悩まされます。
放置しておくと5分に1回のレベルでケンカが勃発するし、マンション住まいだというのに飽きるとドッタンバッタン暴れるし(最近のお気に入りはラグビーごっこでうるさい!)、かといって、一日中TVを垂れ流し、というのもなぁ…という感じですね。
そこで今回は、筆者が実践している台風で暇な時にも自宅で子ども達と楽しく充実した1日が過ごせる工夫をご紹介したいと思います。
目標は「台風が来て良かった!」と言わせること?!…とまではいかないかもしれませんが、時間がたっぷりあるからこそ楽しめる色々な遊びや活動があると思うので、今度の台風襲来を憂鬱に感じているママはよかったら参考にしてみてください。
いつもよりスケールの大きな工作
我が家の子ども達は手を動かすのが大好きなので、いつも何か工作したり絵を描いたりしているのですが、親が膝をつき合わせて長い時間一緒に創作活動をする時間というのは普段はなかなかありません。
ですが、台風でどこにも行けない休日は別!
少々面倒なことでも付き合ってあげられる時間と気持ちの余裕があるので、ここぞとばかりにいつもはやれないような活動を提案して、子ども達のテンションを上げます。
大きな模造紙を広げて好きに絵を描く
普段使う落書き帳とは違う大きなキャンパスに思いっきり絵を描かせてやると、子ども達は皆大興奮!
画材もクレヨンだけではなく、手間のかかる絵の具も思い切って投入します。
この時はよごれてもいい服を着て、周りの家具や壁にはごみ袋を割いて作ったビニルシートを貼りめぐらすなど、少々大胆な描き方をしても怒らずに済む環境づくりが大事です。
使い方などはまだ小さい子どもには難しいところもありますので、親も一緒になって楽しんであげるといいと思います。
切り紙をたくさん作ってギャラリーのように飾る
つい先日の台風時に我が家でやったのが切り紙です。
家にある子供向けの切り絵の本を見ながら片っ端から作って、それだけでは飽き足らずインタネットで検索した切り紙のネタも使ってたくさんの色とりどりの切り紙を作りました。
3歳児はまだ無理ですが、5歳児であれば多少複雑な図案でも苦労しながらも切り出すことができます。
3歳児には切り終わった物を広げる係をやってもらいました。
これだけでもワクワクして楽しそうでしたよ。
そしていつもなら画用紙や模造紙に貼って楽しむところ、今回は子どもの発案で「窓に貼る」ことに。
セロテープなど跡が残るのが気になったので、マスキングテープを丸めて切り紙の裏に貼って使いました。
窓に子ども達が思い思いに切り紙を貼ると、外の光で色が少し薄くなって何ともいい感じのニュアンスが出ました。
5歳の息子は配置にも色々とこだわり、リビングの窓は即席ギャラリーのようになりました。
大雨でどんよりだった窓辺が一気に明るい雰囲気になり、子ども達も気に入った様子でしたので、しばらくそのまま窓に貼っておくことになりました。
普段やっているような工作もいつもとはちょっと違うスケールで楽しむことで、子ども達は夢中になってくれます。
自由な発想がいつも以上に広がるので、想像していたよりもずっと素敵な作品に仕上がったりして親も楽しませてもらえますよ。
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子どもと一緒にクッキング
我が家では雨で家から出られないとなると、子どもと一緒に料理をして昼ご飯やおやつをエンタメ化することも多いです。
お手伝いというよりは子どもにとっての遊びの延長になりそうなメニューを選ぶのですが、これは本当にいつも大好評です。
子どもが特に喜ぶポイントは「トッピング要素」があることなので、よくやるのがピザ、クッキー、クレープあたりです。
ピザ
ピザなら具材を色々準備して、自分だけのオリジナルピザを作ることができます。
生地から作れば一人ひとりが自分だけの小さいピザを作れるので、トッピングにも精が出るようです。
生地から手で練る、となると準備時間が長くなり子ども達もだれてしまいがちですが、我が家では生地はホームベーカリーにお任せしているので、準備もラクチンです。
出来立てピザはお店で食べる物にも引けを取らない美味しさですよ!
クッキー
クッキーもピザと同じく、生地から作ろうと思うと寝かせる時間などがあったりして意外と時間がかかるもの。
そこで、我が家では暇なときに生地を作っておいて冷凍してあります。
そうすれば台風で暇している時にはもちろんのこと、「おやつが何もない!」というときにもササッとクッキーを焼くことができるのでとても便利です。
そんなわけで、子ども達がやるのは型抜きから、または焼きあがった後のトッピングから、ということになります。
ちょっと凝ったかわいらしい型を準備しておけば、小さい子でもなかなかのクオリティーの物ができあがるので、満足度が高いようです。
またトッピングをしたい時には子どもでも簡単に使えるチョコペンを何色か用意しておくと、カラフルで見た目にも楽しいクッキーができあがりますね。
ただ、チョコペンは甘すぎるのが難点なので、たまのお楽しみ、という感じで使うようにしています。
クレープ
こちらも生地はあらかじめ大人がさっと作っておいて、子どもたちはトッピングがメインですが、5歳の息子は電動泡だて器を使って生クリームを泡立てるお手伝いもできるので、毎回喜んでやってくれます。
トッピングにはバナナや缶詰のパイナップル、季節が合えば鉄板のイチゴあたりが人気です。
その他にもチョコスプレーやトッピングシュガー、チョコソースなどを用意しておけば、包むのに難儀するレベルにモリモリのクレープを皆で真剣に作ってくれます。
中身を生クリームにはせずにチーズやレタス、ハムなどにするとお昼ごはんにもピッタリのお食事クレープにもなりますので、こちらもおススメですよ!
このように食べる物を自分で作るというのは楽しいだけでなく、食育にもなるので本当におススメです。
また何度もやっているうちに子どもなりにコツを掴むなど、成長を感じることができるのもまた嬉しいもの。
時間がある時だからこそ、親子であれこれ会話しながら色々な物を作って楽しめるといいですね。
YouTubeでダンス!
普段は日常的にはあまり見せていないYouTubeですが、台風の時は別です。
といってもユーチューバーの番組をダラダラ見る、というのは年齢的にできれば避けたいもの。
そこで我が家で子ども達と楽しむのが「ダンス動画」です。
少し前ですとDA PAMPの「USA」でしたが、その後は「パプリカ」、そして今一番盛り上がっているのがやはり「ジャンボリミッキー」ですね。
運動不足解消のエクササイズとして、親も一緒になってやりますよ!
ただし騒音が気になるので、和室に敷き詰めたジョイントマットの上で、ですが…
踊っている様子を動画に取ってTVの大画面に映してみたり、発表会っぽく家族の前で踊ってみたり、かなりの盛り上がりです。
家に缶詰になっているストレスもこれで一気に解消できますよ。
台風直撃で暇な休日は何をする?子どもが笑顔になる過ごし方とは まとめ
以上をまとめると、台風で暇な休日の我が家の過ごし方は
普段ならなかなかやれないような手のかかる工作に親子で取り組む。我が家のお気に入りは模造紙を使ったお絵かきと切り紙ギャラリーづくりで、大きなスケールの創作活動が子ども達に大好評です。
昼ご飯やおやつを子どもと一緒に作る。自由にトッピングできるようなメニューがおススメで、ピザ、クッキー、クレープは小さい子でも楽しめる要素が満載。
YouTubeのダンス動画を見て、みんなで踊りまくってストレス解消する。
というように、とにかく親も一緒になって楽しむことを心がけています。
幼稚園のある平日も何かと用事がある休日も、家でまとまった時間子どもとじっくり遊んでやるというのはなかなかできないものですよね。
ですが台風直撃のせいで家に缶詰ともなれば、その時は子どもにとことんつき合うチャンスだと思っています。
普段できないような少々手間がかかる遊びや活動も、一日中家にいるしかない台風の日だからこそじっくり取り組めるというもの。
台風でどこにも行けなくて残念、ではなく、今日だからこそ“あれ”やっちゃう?!と盛り上げて、おでかけがなくとも子ども達と一緒に充実した一日を過ごせたらいいですね。