子どもたちも成長していき少しずつ小学校に向けての準備が進んでいくと思います。楽しみな反面「クラスになじめるのか」「勉強を嫌がったりしないだろうか」等心配事は尽きないと思います。特に文字の読み書きは一生付き合っていくことになりますからさらに気になるところですよね。
でもいつから始めればいいのか分からないという方もいると思うので、今回は幼児期の文字の読み書きについて、各年齢ごとにまとめていきたいと思います。
3歳児の文字の読み書きは?
3歳において正直文字の読み書きはそこまで必要ないです。というのもまだ、絵を見て楽しんだり、絵を見て自分でお話を作ったりもしている時期だからです。しかし、そこは個人差があるので文字に対して興味を持ち始める子がいるのも事実です。「これは何て読むの?」と何度も聞きに来ることがあるかもしれません。そんな時に「前にも教えたでしょ!」とは言わないであげてください。何度も繰り返して子どもは覚えていくんです。
4歳児の文字の読み書きは?
4歳においても3歳と同じく読み書きはそこまで必要ではなく、興味を持った時に教えてあげると良いと思います。文字への興味が強い子だと50音が何となくわかってきたりもしますね。
また、読めるようになってくると書くことにも興味を持つ子が出てくると思います。とは言え、いきなり「あいうえお」を端から教えるのではなく興味を持った対象を教えてあげるのがいいです。例えば「自分の名前」や「好きなキャラクター」等です。こちらも聞かれたときにはゆっくり教えてあげてください。
3~4歳で文字に興味が出てきたときおススメの教材はこちらです
- 絵本
あまり長いとひらがなを読んでいる途中で飽きてしまいますが、短めの絵本であれば読みやすいですよね。また、最後まで読めた達成感を感じやすいです。
- あいうえお表(ひらがな)
あいうえお表の良いところは一覧になっているところです。また多くの表でイラストとセットになっています
- ひらがなパズル
パズルの良いところは「あいうえお表」と同じくイラストとセットになっているところです。自分で文字を見ながらピースをはめるので、ちょっと難易度は高めです。
- かるた
かるたは難易度が高いように思えますが、「動物かるた」などわかりやすく絵と文字がセットになっているものもあります。お正月遊び等取り
入れやすいのもいいと思います
5歳児の文字の読み書きは?
5歳になるとそろそろ小学校に向けて読み書きを意識するようになってくると思います。とは言え、保育園でも読み書きを始めるのは10月ごろからだったりします。そして、文字の勉強もほかのクラスのお昼寝中の時間だったり、午後にちょっとだけなんです。つまりそれまでは3,4歳児の延長になるんです。
「なんでそんな遅くから始めるの?」と思う方もいるかもしれません。あんまり早くから小学校の授業を先取りすると、いざ小学校の授業が始まると新鮮味がなくなり興味が持てなくなってしまう可能性があるんです。ですので、5歳児においても興味が出た時に教えるということは大前提にしてください
5歳児の読み書きのポイント
- 文字の学習を強制しない
これは強制されることで、文字を書くことが嫌になってしまうからです。小学校ではみんな同じように勉強をしていきます。どんなにできても「あいうえお」の書き方から鉛筆の持ち方までみんなで学んでいくのです。
- 子どもが頑張って書いた文字は褒める
鏡文字になっていたり、まだまだへたっぴなことも多いと思います。ですがまずは頑張って書いたことを褒めてあげてください。褒めた後に文字の間違いをやさしく教えてあげてくださいね。
3歳・4歳・5歳の読み書き~文字に興味を持とう!~ まとめ
3~5歳においては文字に興味を持てることがとても大切です。しかし、焦る必要はなく、子どもの様子に合わせて教えてあげることが大切です。
遊びの中で、文字に触れられるようにしていきましょう。
おススメの教材
- 絵本
- あいうえお表
- ひらがなパズル
- かるた
読み書きのポイント
- 文字の学習を強制しない
- 子どもが頑張って書いた文字は褒める